採れたて!トレセン情報

新潟日報賞 新潟芝1400m

先週から開幕した夏の新潟開催。ご存知の通り今年は開催予定だったオリンピックの日程を考慮してこの同時期に行われる夏の小倉開催が3週間お休み中、よって中央開催は新潟の一場開催となり、東西から一極集中となっている。

その1週目となった先週、新潟全24レース中、関西馬が18勝に対して関東馬は6勝に留まり、特別戦6鞍も、アイビスサマーダッシュではこのコーナーでも取り上げた2頭のワンツーで決着したのをはじめ、全て関西馬のワンツー決着と、戦前から囁かれてはいたが完全に西高東低の流れで始まっている。

2週目となった今週もその勢いが留まることはないだろう。

土曜メインの新潟日報賞にも関西馬がちょうど半分の9頭が出走している。

その中でも注目してみたいのは……

福永騎手が手綱を取るムーンチャイムだ。

前走7番人気の人気薄で2着なのだが、当時は休み明けにも関わらず速い追い切りは一本のみ、馬体重もプラス20キロと如何にも仕上がり途上とうかがえたからか評価が低かった。ただ、もともとこのクラスに昇級して即2着したように能力は高く、不思議な事はない好走だった。

その休み明けの前走を使って当然上積みある今回、しかもこの馬の全3勝中2勝を上げている左回り、さらに6戦して2勝2着2回の距離1400m、舞台は絶好と言っていいだろう。

管理する千田厩舎は、年間15~20勝そこそこの中堅厩舎ではあるが、平地の全125勝中、最も勝ち鞍を上げているのが福永騎手で25勝、厩舎のエースジョッキーとなっている。

(因みに2位は現役を引退した四位騎手で10勝)

まさに今回は、勝利を期待する福永騎手へのスイッチと言えるだろう。

このムーンチャイムと福永騎手にはぜひ注目してみたい。

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