競走馬として無敗でクラシック3冠を達成し、種牡馬としてもコントレイル、ジェンティルドンナで親子2代による3冠を達成。その他にも数多くのG1ホースを輩出した日本競馬の至宝ディープインパクト。この秋華賞(阪神・芝2000m)も5勝をマークして4年連続連対を継続中。産駒が出走した年で馬券にならなかったのはわずか2回という抜群の好成績を残しています。

■ディープインパクト産駒の秋華賞好走馬
21年 1着 アカイトリノムスメ
20年 2着 マジックキャッスル
20年 3着 ソフトフルート
19年 2着 カレンブーケドール
18年 2着 ミッキーチャーム
18年 3着 カンタービレ
16年 1着 ヴィブロス
15年 1着 ミッキークイーン
14年 1着 ショウナンパンドラ
13年 2着 スマートレイアー
12年 1着 ジェンティルドンナ
12年 2着 ヴィルシーナ

そう!出走馬がいればそれだけで馬券になる可能性が非常に高いのです。そこで注目したいのが今年唯一のディープインパクト産駒ウインエクレールです。

春は1着馬にオークスの優先出走権が与えられるスイートピーステークスを1番人気で快勝するも、距離延長とレース間隔の短さを考慮してオークスを回避。ここが満を持してのG1初挑戦となりました。

気になるのは前走のSTV賞で2着と敗れていることなのですが、初の古馬相手となるレース。勝ったフォワードアゲンは続く新潟記念でも4着と好走しており、ちょっと運が悪かったともいえます。

残念な敗戦ではあったのですが、実はこの2着はディープインパクト産駒にとっては幸運のサインなのはご存知でしょうか?

前走が2着だったディープインパクト産駒はなんと(4-1-0-2/7)。勝率57.1%、連対率71.4%という衝撃のハイアベレージ。桜花賞から連勝街道を歩んだジェンティルドンナを除く4頭は前走2着からの秋華賞制覇だったのです!

母系に目を移すと、兄は香港のクイーンエリザベス2世カップ、香港カップを勝っているウインブライト。さらに姉のウインファビラスは2ケタ人気で重賞2着が2回。母系を遡ると超が付く大波乱となった平成元年のエリザベス女王杯で2着となったヤマフリアルがいる穴血統でもあります。

前日の締切時点で9番人気はまさに盲点。血統背景を考えると美味しすぎる1頭でしょう!

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