今年の秋華賞(阪神・芝2000m)は春の桜花賞、オークスの2冠を制したスターズオンアースが史上7頭目の牝馬3冠なるかが注目されます。
ここまで馬券対象から1度も外れておらず、近年はオークスからのぶっつけローテーションも悪くありません。ですが…、過去の6頭の3冠馬はいずれも秋華賞(メジロラモーヌは当時のエリザベス女王杯)を迎えるまでに4勝以上、さらに3敗までしかしておらず、7戦3勝で迎えるスターズオンアースは全幅の信頼とまではいきません。
2冠馬にスキあり!ここで注目したいのが2頭出しで挑む高野友和厩舎のスタニングローズとナミュールです。
スタニングローズは秋華賞と抜群の相性を誇る紫苑ステークスの勝ち馬。重賞に格上げされた2016年以降、紫苑ステークス組は勝ち馬2頭、2着馬を4頭輩出。2018年以外は必ず1頭は連絡みを果たしています。
今やすっかり定番ローテとなっていますが、2000年に創設されて重賞に格上げされる2015年までは(1-0-2-60/63)でほとんど馬券に絡んでおらず、どれだけ好タイム、好内容でも本番では軽視できるレースでした。
そんな不名誉なジンクスを打ち破ったのが、高野友和厩舎の管理馬で2014年の勝ち馬となったショウナンパンドラだったのです。
オークスは10番人気の低評価を覆す2着でしたが、差し馬優勢の展開を早めに動いてのもので、負けて強しの内容。秋初戦の紫苑ステークスは1番人気に応える勝利で馬体面の成長も目を引きました。
祖母ローズバドはオークス、秋華賞、エリザベス女王杯でいずれも2着に泣いた名牝。その母ロゼカラーは第1回の秋華賞3着馬。ここはなんとしても欲しいタイトルでしょう。
もう1頭のナミュールも侮れません。
デビューから2連勝で挑んだ阪神ジュベナイルフィリーズでは1番人気に推されるも、スタートで痛恨の大出遅れ。それでも最内を鋭く伸びて4着に入り、今年初戦のチューリップ賞も直線で前が狭くなり場面がありながら、冷静に外を回すとケタ違いの末脚で一気の差し切り勝ち。桜花賞を迎える時点ではこの馬がクラシック最有力候補と目されていた逸材です。
残念ながら春の2冠ではG1タイトル奪取とはなりませんでしたが、まだまだ成長途上の段階でオークスは3着。桜花賞も着順こそ10着と大きくなりましたがスターズオンアースから0.3秒差と能力の一端を垣間見せました。
オークスからのぶっつけ本番は近年流行りのローテーション。減っていた馬体も回復しているようです。また、ハービンジャー産駒はこの秋華賞で2頭しか出走していませんが、その2頭が2017年に1着(ディアドラ)と3着(モズカッチャン)に好走。これも見逃せないデータです。
2011年の開業から30勝以上が6回ある栗東きっての実力厩舎も、今年はここまで18勝、2着27回と2着が大きく先行してやや低迷気味。強力な2頭を送り込むここで2度目の秋華賞制覇を果たし、リズムアップとなるか大いに注目です。
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