今年の
京都大賞典(阪神・芝2400m)はG1ホースの出走がゼロ。さらに充実期を迎える4歳馬の出走もなく、飛び抜けた存在が見当たらない混戦メンバー。ゆえに好配当を狙ってみたい一戦です。
4歳馬の出走はないものの、フレッシュな存在として狙ってみたいのが、キャリア21戦目で重賞初挑戦を迎える
ヴェラアズールです。
「すでに5歳、キャリアも20戦あって、どこがフレッシュなんだ?」と思われるかもしれませんが、デビューから今年の1月までは一貫してダート路線を歩んできた馬で、今年3月の淡路特別が初めての芝のレース。そこをあっさりクリアすると、昇級後の3勝クラスも2戦連続3着のあと、3戦目で勝利。芝にチャレンジしてわずか4戦で2勝、3着2回の好成績でオープン入りを果たしました。
■ヴェラアズールの芝成績
22/03/19 阪神2600m 1着 淡路特別
22/04/17 中山2500m 3着 サンシャインS
22/05/14 東京2400m 3着 緑風S
22/06/11 東京2400m 1着 ジューンS
しかも、この4戦は距離、コースを問わずにいずれもメンバー最速の上がりをマーク。ダートで詰めの甘さを見せて伸び悩んでいた馬が、芝で鮮やかな変わり身を見せたのです。
血統背景を見ると、アヴェンチュラ、トールポピー、フサイチホウオーといった芝の重賞ウイナーがいて、この活躍も十分うなずけるもの。加えて、体質が強くなるまで芝の出走を待った陣営の手腕も光ります。
重賞初挑戦ではありますが、G1ホースは不在でチャンス十分。ここはもちろん、ジャパンカップ、有馬記念も楽しみになるレースを期待したいところです。
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