サウジアラビアロイヤルカップ(東京・芝1600m)は今年で8回目という歴史の浅い2歳重賞ながら、馬券的に見逃せない重要ポイントがあります。それは『馬体重』です。
今年の2歳世代がデビューしたのは6月。早い馬でもデビューから4カ月で、心身ともにこれからどんどん成長していきます。
そんな未完成な時期ですから、2歳秋といえば、多くの出走馬が400キロ台半ばの体重でレースに臨んでいます。
このサウジアラビアロイヤルカップもそうした傾向が見られるのですが、勝ち馬に目をやると、500キロを超える大型馬が目を引きます。
■サウジアラビアRC・500キロ以上の好走馬
21年 1着 522キロ コマンドライン
20年 1着 502キロ ステラヴェローチェ
19年 1着 540キロ サリオス
15年 2着 514キロ イモータル
歴史が浅いとはいえ、500キロを超えて出走した馬はわずか6頭。そのうち3頭が勝利を挙げ、2着馬も1頭。さらに、520キロ以上の超大型馬に絞り込むと、522キロで出走した昨年のコマンドライン、540キロで出走の2019年サリオスがともに勝利を挙げて勝率100%なのです!
今年の出走馬を見てみると…
いました!
フロムナウオンが前走536キロで出走。今回、520キロ以上で出走してくることが濃厚と思われます。
仮に520キロを割り込んだとしても、500キロを超えていれば勝率42.9%、連対率57.1%のハイアベレージ。ちなみに前走から10キロ以上馬体重が減って出走してきた馬は過去に4頭。うち3頭が3着となっていて、大幅な馬体減があったとしても、フロムナウオンには強力なデータが目白押しとなっているのです!
レースキャリアが福島の新馬戦のみということで、人気の盲点となりそうなのも馬券的にありがたいところ。積極的に狙ってみたい1頭です!
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