今週は、夏競馬の中では数少ない牝馬限定重賞・クイーンS(G3)が行われます。
過去10年で平穏な決着だったのは2018年だけで、6番人気以下が【2.5.4.64】と激走しているように、波乱ありきで検討すべき一戦。
そのため、難解なイメージを持っているファンの方も多いと思いますが、この要因のひとつに札幌芝1800mコースに対する『直線が短い小回りコースは内が有利』というイメージと、実際の成績に“ズレ”があることが関係しています。
下記の表は、フルゲート14頭時における札幌芝1800m枠番別成績(過去3年)です。
1枠【0.1.2.14】
勝率0.0%・連対率5.9%・複勝率17.6%
2枠【1.1.0.15】
勝率5.9%・連対率11.8%・複勝率11.8%
3枠【2.3.1.28】
勝率5.9%・連対率14.7%・複勝率17.6%
4枠【2.4.3.25】
勝率5.9%・連対率17.6%・複勝率26.5%
5枠【1.2.5.26】
勝率2.9%・連対率8.8%・複勝率23.5%
6枠【1.2.2.29】
勝率2.9%・連対率8.8%・複勝率14.7%
7枠【5.1.3.24】
勝率15.2%・連対率18.2%・複勝率27.3%
8枠【5.3.1.25】
勝率14.7%・連対率23.5%・複勝率26.5%
有利なイメージの最内枠は未勝利、その一方で不利なイメージの外枠(7・8枠)はそれぞれ5勝ずつ、勝率や連対率でも他の枠を圧倒しています。これが《激走ポイント》です。
内ラチピッタリで距離ロスを減らすことは、確かに有効な戦略のひとつですが、札幌芝1800m戦ではこれが通用していません。
多少のロスがあっても揉まれずに勢いよく直線に入りやすい外枠が力を発揮しやすいのでしょう。
実際、昨年のクイーンS(G3)でも1着ミッキーチャーム、9番人気3着カリビアンゴールドは、共に8枠でした。
少し遡ると、15年に7番人気1着メイショウスザンナ、12年に10番人気2着ラブフール、11年に10番人気2着コスモネモシンも8枠から波乱を演出しています。
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