今年の
ローズステークス(中京・芝2000m)は重賞勝ち馬がおらず、オープン特別を勝った馬がアートハウス1頭、重賞2着の経験がある馬もパーソナルハイ1頭と抜けた実績を持つ馬がいない一方、前走を勝って挑む馬が8頭と勢い溢れる馬が多数。実に楽しみなメンバーとなりましたね。
今週は7勝を挙げている前走オークス組、3勝を挙げている前走1勝クラス組をクローズアップしてきましたが、ここは至ってシンプルな思考に立ち返り、メンバーで最も多い3勝を挙げている
メモリーレゾンにスポットを当ててみるのはどうでしょうか?
今年の1月に小倉の1200mでデビュー。8番人気ながら2着と好走すると続く未勝利戦で待望の初勝利。その後は4月の1勝クラス、6月の北海ハンデは斤量に恵まれたとはいえ、初の古馬相手、距離延長をあっさりと克服して2連勝を果たしました。
■メモリーレゾンの戦績
22/09/18 ?着 ローズS
22/06/11 1着 北海ハンデ
22/04/03 1着 1勝クラス
22/03/21 4着 フローラルW賞
22/02/25 1着 未勝利
22/01/16 2着 新馬
その内容も非常に濃く、キャリア5戦のうち4戦がメンバー最速の上がりで、前走は最後に抑える余裕を見せての快勝。少し前めでレースを進めた2走前も3位の上がりをマークしており、決め手はここに入っても全く引けを取りません。
このレースが重賞初挑戦となるものの、距離を延ばしてきても持ち味の末脚は鈍ることなく、何よりも連勝中で底を見せていない戦績は大きな魅力といえるでしょう。
ちなみにローズステークスにおいて、キャリア5戦の馬は(6-2-0-14/22)と抜群の好成績。さらに前走を勝って挑んだ馬は(3-2-0-4/9)で半数以上が馬券になっているのも追い風です。
歩んできたローテーションとベテランの鞍上が地味に映るためか、濃い戦績の割に人気は控えめ。好配当GETのカギはこの馬かもしれません!
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