ローズステークス(中京・芝2000m)は攻略ファイル2で触れた前走オークス組が7勝を挙げているレース。

一方で、それに次ぐ3勝を挙げてるのが、前走が1勝クラスのレースだった馬。勝って臨んでいても2階級、敗れていれば3階級の格上挑戦となりますが、(3-3-2-36/44)と8頭が馬券になっています。

連対率、複勝率は前走オークス組にやや及ばないものの、健闘を見せています。

■前走オークス組と1勝クラス組の比較

オークス(7-3-3-38/51)
勝率13.7% 連対率19.6% 複勝率25.5%
単勝回収率50% 複勝回収率43%

1勝クラス(3-3-2-36/44)
勝率6.8% 連対率13.6% 複勝率18.2%
単勝回収率100% 複勝回収率130%

最高峰のグレードであるG1に出走していたのですから、それだけでも相応の実績を持っている馬が多く、桜花賞、オークスを勝っているも出走していますから、成績がいいのはある意味当然のことでしょう。

それは回収率にハッキリと現れており、上記のように単勝回収率は2倍、複勝回収率はおよそ3倍高くなっています。

前置きが長くなりましたが、ここで注目したいのは7月の1勝クラス・都井岬特別を快勝、じっくりと間隔を空けてここへ挑むラリュエルです。

新馬戦を勝った後はクイーンカップ、チューリップ賞と重賞にチャレンジ。結果は4着、7着と敗れ、G1出走は果たせなかったものの、どちらも1秒と離されておらず、クイーンカップの上位2頭はクラシックでも好走し、素質の高さを垣間見せました。

また、敗れた2走はともにマイル戦。新馬戦は1800m、前走は2000mで勝利を挙げており、兄のステイフーリッシュはこの春に海外の長距離重賞を連勝していて、マイル戦では力を出し切れなかった可能性もあります。

手綱をとる坂井瑠星騎手は先週の紫苑ステークスをスタニングローズで勝っており、今年は9月の半ばにして自己ベストの勝鞍を更新中と絶好調。ここは所属する矢作芳人厩舎の管理馬とあって、力が入っているのは間違いありません。

魅力たっぷりのコンビがローズステークスの主役となる可能性は大いにあるでしょう!

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