ローズステークス(中京・芝2000m)は、春のオークスからひと息入れて、秋の始動戦とした馬が7勝、2着と3着が各3回と強いレース。大舞台を経験した強みをいかんなく発揮しています。
7勝のうち、春に主役を演じたオークス馬が3勝と強さを見せる一方、2ケタ着順の大敗を喫した馬も1勝、2着1回と反撃に転じているのは見逃せないファクターです。
■前走オークス出走馬の着順別成績
1着・・・・3-1-0-1/5
2着・・・・0-1-0-2/3
3着・・・・1-0-0-0/1
4着・・・・1-0-1-1/3
5着・・・・1-0-2-2/5
6~9着 ・・0-0-0-11/11
10着~ ・・1-1-0-20/22
今年のメンバーでオークスに出走したのは7着だったアートハウスと16着だったパーソナルハイの2頭。ともにここが秋初戦で、注目すべきは当然
パーソナルハイの方でしょう。
反撃に成功したのは18年1着のカンタービレと19年2着のビーチサンバの2頭。カンタービレはフラワーカップで1着、ビーチサンバはクイーンステークス、アルテミスステークスでそれぞれ2着と重賞での連対経験を持っていました。
このパーソナルハイは初勝利が中京の2000mで7馬身差の圧勝。続く赤松賞は同じ左回りの東京で、チューリップ賞を勝ち、オークスで3着となったナミュールの2着。3着は春の2冠を制したスターズオンアースで、2走前のフローラステークスは3/4馬身差の2着。左回りでの好走が光ります。
■パーソナルハイの左回り成績
22/09/18 ?着 ローズS
22/05/22 16着 オークス
22/04/24 2着 フローラS
21/11/21 2着 赤松賞
21/09/20 1着 未勝利
21/08/07 5着 新馬
左回りの実績に加え、春の2冠上位馬がいないメンバーを踏まえると、右回りの阪神競馬場が舞台となる秋華賞よりも今回の方がチャンスが大きいといえるでしょう。
新興勢力の存在もあって、馬券的にも盲点となりそう。7馬身差の圧勝を見せた中京2000mのパフォーマンスからもアタマで狙ってみたい1頭です。
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