『FILE No.1 前走G1勝ちでも過信禁物!?危険な香りが漂う1頭』でも触れたように、セントウルステークス(中京・芝1200m)は、サマースプリントシリーズの最終戦であるとともに、秋のG1開幕戦となるスプリンターズステークスの重要な前哨戦。
サマースプリントシリーズの行方も気になるところではありますが、馬券的に気になるのはサマースプリントシリーズに出走しなかった別路線組。かつ、勝ってスプリンターズステークスの優先出走権を手にしたいサンライズオネストです。
昨年6月にオープン入りを果たし、初めての1200m戦だった1月のカーバンクルステークスでオープン初勝利。続く阪急杯でも3着に入って、高松宮記念にも駒を進めました。
■サンライズオネストの1200m成績
22/09/11 ?着 セントウルS
22/05/08 4着 鞍馬S
22/03/27 9着 高松宮記念
22/01/15 1着 カーバンクルS
G1初挑戦となった高松宮記念は9着と大敗を喫すも、勝ったナランフレグからは0.3秒差。道中はほぼ同じポジションに付けましたが、インにいたナランフレグは直線でも内に進路を取り、わずかなスペースを割って出たのに対して、サンライズオネストは前が開かずに脚を余した格好。もしも枠順が逆であれば、この馬が勝っていたかもと思えるような惜しい内容でした。
前走の鞍馬ステークスは先行勢が止まらない厳しい流れで不完全燃焼。それでも勝ち馬から0.3秒差まで追い上げ、今回と同じ中京の1200mで、以前の好走とは違った差す競馬で切れる脚を使い、地力強化の一端を垣間見せました。
スプリンターとしての伸びしろは十分で、今回は大ベテラン横山典弘騎手との初コンビ。1着が欲しい一戦だけに、この乗り替わりも非常に不気味に映ります。
先日のキーンランドカップでは似たような境遇だったヴェントヴォーチェが6番人気と評価を落としながらも混戦を抜け出して快勝。配当面からもここはアタマで狙ってみたい1頭です!
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