新潟記念(新潟・芝2000m)はサマー2000シリーズの最終戦。優勝条件はシリーズのポイントが13点以上、かつ1勝以上を挙げた最多得点の馬で、函館記念を勝ったハヤヤッコは札幌記念で10着(1点)と敗れたために脱落。チャンピオンの可能性を残すのは、七夕賞を勝ったエヒト、同2着のヒートオンビート、そして函館記念3着のスカーフェイスの3頭に絞られました。
ここでは逆転優勝を狙うヒートオンビートにスポットライトを当ててみましょう。
父キングカメハメハ、母は桜花賞のマルセリーナという期待の良血馬。初勝利に5戦を要し、オープンに上がったのも4歳になってからと、やや出世は遅くなりましたが、ここまで重賞で2着3回、3着2回。掲示板を外したのはわずか1回のみという堅実な競馬を続けています。
■ヒートオンビートの重賞成績
22年 七夕賞 2着
22年 天皇賞春 4着
22年 日経賞 3着
22年 中山金杯 3着
21年 チャレンジC 2着
21年 京都大賞典 8着
21年 目黒記念 2着
どうしても欲しいのは、まだ手にしていない重賞タイトル。シリーズチャンピオンも合わせ、このレースへ向けてモチベーションが高いのは間違いありません。
前走の七夕賞は大外枠からスムーズに先行策が取れたエヒトの大駆けに屈しましたが、それでもメンバー最速の上がりで2着は確保。流れがハマったエヒトに対し、敗れて強しの印象を受けました。
また、当時は負担重量がヒートオンビート57キロに対して、エヒトは54キロ。この原稿の執筆時点でハンデは分かりませんが、エヒトは重賞を勝ったことから斤量差が詰まることが濃厚です。
近況の充実ぶりには目を見張るばかり。そして狙うのはもちろん1着!アツイ夏を締めくくるにふさわしい1頭といえるでしょう!!
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