夏競馬といえば、秋の大一番に向けて上がり馬を探すのが楽しみというファンも多いかと思います。
エルムステークス(札幌・ダ1700m)にも地方時代から破竹の勢いで8連勝をマークしている
ブラッティーキッドが注目されています。
果たして連勝を9に伸ばすことができるでしょうか?
ここでの見解はズバリ『NO』です!
初勝利から8連勝を挙げているのですから、成長、勢いは申し分ありません。しかし、その相手関係はかなり恵まれたものと言わざるを得なく、1勝クラスと2勝クラスで対戦したメンバーの中に、その後勝鞍を挙げた馬はまだ出ていません。
前走の大雪ハンデキャップ(3勝クラス)のメンバーも、3勝クラスで連対経験があった馬は1頭、3着も1頭と、お世辞にも高いレベルとは言えませんでした。
確かに1勝クラスの勝ち時計は優秀なのですが、重賞の経験豊富なツワモノ揃いの中に入ると、際立つというところまでは行きません。
そして、最も気になるのは、この夏すでに3走していて、6月18日の1勝クラスから2カ月足らずで4戦目を迎える強行軍です。
勝負の世界において、調子のいい時にドンドン上にチャレンジするというのは有効な手段であるとは思いますが、北海道といえども、夏の暑い時季での連戦。また、馬場状態の違いがあるとはいえ、走破タイムが徐々に遅くなっているのも気になるところです。
【中央入り後3戦の戦績】
22/06/18 1勝クラス 1着 1.44.0(36.7)
22/07/03 竜飛崎特別 1着 1.44.1(36.4)
22/07/24 大雪ハンデ 1着 1.45.3(37.6)
22/08/07 エルムS ?着
※着順の後ろは走破タイム。カッコ内は上がりタイム
ニューヒーロー誕生を期待したい一戦ながら、その壁は非常に分厚いもの。連戦の疲れも気になる今回に関しては、切ってオイシイ馬と言えるでしょう。
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