アイビスサマーダッシュ(新潟・芝1000m)が行われる舞台である新潟芝1000mは、日本で唯一のコース設定から『巧者』が生まれやすいコース。
豊かなスピードを武器にした多くの個性派が生まれていますが、2019年の勝ち馬で、2020、21年はともに2着と3年連続で連対を果たしているライオンボスも、文句なしのコース巧者といえるでしょう。
何しろ新潟芝1000mは9戦して(4-3-0-2/9)で連対率77.8%。芝の4勝は全てこのコースで、本格化前のダートでの2勝も函館と小倉の1000m。全6勝が1000mという生粋のスプリンターです。
圧倒的な距離実績、レース実績を誇るライオンボスですが、今年は暗雲が立ち込めています。
まずは臨戦過程。過去3年は、相性抜群の韋駄天ステークスからの参戦でしたが、今年は4月の春雷ステークス以来となる4カ月ぶりのレース。
これまで10週間以上の間隔があったレースを8回経験していますが、最も長い間隔で好走したのが、韋駄天ステークスとアイビスサマーダッシュを連勝した2019年の10週。あとの7回は馬券に絡んでおらず、休み明けを苦手としています。
【ライオンボスの休み明け成績】
22/07/31 アイビスSD ?着(16週)
22/04/10 春雷S 5着(12週)
22/01/15 カーバンクルS 9着(11週)
21/10/31 ルミエールAD 13着(14週)
21/03/21 千葉S 16着(34週)
20/04/12 春雷S 8着(24週)
19/07/28 アイビスSD 1着(10週)
19/01/26 知立特別 16着(29週)
18/06/17 500万下 8着(11週)
※カッコ内は前走からの間隔
過去の3年は同じ直線コースの韋駄天ステークスで脚慣らしをして、盤石の体制を敷いてきましたが、今回は間隔が16週間開きました。過去の休養明け実績を見ると大きなマイナス材料といえるでしょう。
また、重賞においては年に1回しか舞台設定で、巧者の活躍が目立つレースではあるのですが、過去10年で2回以上アイビスサマーダッシュに出走し、1回以上馬券に絡んだ16頭のうち2回目の出走で初回の着順より上だった馬は2015、16年に連覇を果たしたベルカントを除くと、2012年4着→13年1着のハクサンムーンのみ。
そもそも2回以上馬券に絡んだのは、先に記したライオンボス、ベルカントと、2014、15年ともに3着だったアースソニックのわずか3頭。巧者といえども、複数回好走するのが非常に難しいレースなのです。
多くの馬が2回目の出走以降でパフォーマンスを落とす中、勝ち切れなかったとはいえ2回目、3回目の出走でも連対を果たしたライオンボスは稀代の名馬といえるでしょう。しかし、4回目の今年は非常に高い壁が立ちはだかっており、疑ってかかるのが正解かもしれません。
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