サマーマイルシリーズ第2戦となる中京記念(小倉・芝1800m)は、昨年に続いて小倉競馬場の芝1800mが舞台となります。

開幕週に行われたCBC賞は、牝馬のテイエムスパーダがレコード勝ちし、強烈なインパクトを残しています。

昨年のこのレースも、実は上位5頭のうち4頭が牝馬で、「夏は牝馬」という格言をまさに体現した結果になっています。

となれば、今年も牝馬に注目したいレース。ということで、今回は昨年の4着馬ミスニューヨークをピックアップします。

3歳時に秋華賞、紫苑ステークスで5着という好走はあったものの、本格化は古馬になってから。昨年のこのレースでの4着が飛躍のキッカケになったようにも映り、暮れのターコイズステークスで重賞初制覇を決めています。

今年、初戦の中山牝馬ステークスは3着で上々のスタートを切ると、前走のヴィクトリアマイルは10着ながら、勝ち馬まではわずか0.7秒差に踏ん張りました。

今年は、かなりの好メンバーで、先行勢が多く上位を占めた中での渋太い走り。G1ウィナーのレイパパレには先着を果たし、地力強化を印象付けました。

今回は、強敵揃いだったG1から相手関係がグンと楽になり、昨年は少差の4着と好走したレース。小倉競馬場は昨年の4着が唯一の複勝圏外で、過去4走、いずれも1800mで(1-1-1-1/4)と抜群の安定感を誇ります。

5戦連続の騎乗となるM.デムーロ騎手も要注目。コンビ2戦目で重賞ウイナーに導くなど、コンビ相性は上々で、小倉競馬場は2018年8月以来の騎乗となります。

2016年以降の3年間で(11-9-5-17/42)、特に芝1800mは(5-1-2-2/10)で勝率50%という好相性。JRA通算1200勝まであと3勝と近づいていて、ここがメモリアルVとなる可能性も十分あるでしょう。兎にも角にも要注目のコンビです!

■M.デムーロ騎手の小倉成績
全体(11-9-5-17/42)
芝(11-9-3-8/31)
ダート(0-0-2-9/11)
芝1800m(5-1-2-2/10)
※2016年以降
■関連リンク
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