2022年の函館開催を締めくくる
函館記念(函館・芝2000m)。トップハンデのサンレイポケットから6頭いる最軽量の54キロまでハンデ差はわずか3.5キロ。前日最終オッズも最低人気の馬でさえ40.4倍と非常に割れています。
どの馬にもチャンスありの一戦ということで、面白い存在となっているのが、2年前の覇者で前日最低人気に甘んじている
アドマイヤジャスタです。
その函館記念以降は、7戦して2ケタ着順が5回。最高が7着と成績は冴えないのですが、今回はちょっと狙ってみたい材料が複数あります。
まずは2年前に勝っている函館へのコース替わり。昨年はシンガリ負けを喫してしまいましたが、2年前は15番人気という低評価を覆しての快勝でした。
これには心強いデータもあって、父ジャスタウェイ産駒は、2019年以降の函館芝2000mにおいて、出走機会が17回と決して多くはない中、ハービンジャーと並ぶトップタイの5勝。複勝率は52.9%という驚くべきハイアベレージを叩き出しているのです。
【ジャスタウェイ産駒の函館芝2000m成績】
(5-1-3-8/17)
勝 率 29.4%
連対率 35.3%
複勝率 52.9%
単勝回収率 573%
複勝回収率 171%
※2019年以降
手綱をとる
吉田隼人騎手もこの函館記念とは好相性。2年前の勝利の他にも、2017年に14番人気のタマモベストプレイ、2013年に7番人気のアンコイルドでともに2着。好配当を演出しています。
今回は転厩を含む11カ月の休養明けをひと叩きしての2戦目。攻め気配は上昇ムードで、ハンデも昨年から1キロ減となる55キロ。「変わるとすればココ!」というシチュエーションとなっており、ガラリ一変に賭けてみるのもありではないでしょうか。
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