七夕賞(福島・芝2000m)といえば、荒れることで知られる名物ハンデ重賞。過去10年で3連単は全て万馬券決着。7回が10万を超える高配当決着となっています。
ここでクローズアップしたいのは、過去10年で唯一全てのレースに騎乗し、(2-1-1-6/10)の好成績を残している
内田博幸騎手です。
【七夕賞で好走した内田博幸騎手の騎乗馬】
20年 3人気1着 クレッシェンドラヴ
19年 2人気2着 クレッシェンドラヴ
16年 11人気3着 オリオンザジャパン
12年 14人気1着 アスカクリチャン
10年間皆勤というのも凄いですが、14番人気で勝った12年のアスカクリチャン、11番人気で3着に入った16年のオリオンザジャパンと2ケタ人気の馬で2度馬券に絡んでいるのも凄いところ。ベテランらしい渋太さを存分に発揮しています。
七夕賞の好相性もさることながら、舞台となる福島芝2000mの成績も非常に良く、今年騎乗するジョッキーの中で、2019年以降の勝鞍は戸崎圭太騎手と並んでトップタイ。複勝率こそわずかに戸崎騎手が上になっていますが、勝率、連対率は内田博騎手が上回っています。また、騎乗馬の平均人気が大きく違う中での数字だけに、中身の濃い成績といえるでしょう。
【内田博騎手と戸崎騎手の福島芝2000m成績】
内田博幸騎手
(4-3-1-14/22)
勝 率 18.2%
連対率 31.8%
複勝率 36.4%
単勝回収率 97%
複勝回収率 125%
騎乗馬平均人気 6.7
戸崎圭太騎手
(4-2-3-14/23)
勝 率 17.4%
連対率 26.1%
複勝率 39.1%
単勝回収率 85%
複勝回収率 93%
騎乗馬平均人気 3.9
コンビを組む
プリマヴィスタは今回が初騎乗。2走前の三方ヶ原Sをレコードで快勝してオープン入り。続く目黒記念は8着と敗れるも、勝ち馬からはわずか0.3秒差。ここに来てグンと力を付けている印象です。
ちなみに内田博騎手が2ケタ人気で馬券になった2頭は、どちらも七夕賞が初騎乗。うまく持ち味を引き出したものでした。またも波乱を巻き起こすことができるか、大いに注目です!
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