今年の
七夕賞(福島・芝2000m)は、昨年の1~3着馬が揃って出走。彦星と織姫が年に1度の再会を果たすという七夕のストーリーからいけば、昨年の七夕賞から馬券絡みがない勝ち馬のトーラスジェミニと2着のロザムールは非常に面白い存在といえるのではないでしょうか?
コース実績は申し分ない昨年の上位馬の中で、ここでは織姫の
ロザムールをクローズアップします。
前記の通り、昨年のこのレースで2着となって以降、5戦連続で2ケタ着順。そのうち2レースが勝ち馬から4秒以上離された大敗で、着順の字面からは狙いづらいのですが、逃げ馬が自分の形でレースができなかった時に大敗を喫するのはよくあること。1993年の七夕賞を逃げ切ったツインターボも、古馬になってから掲示板に載ったのは勝った2戦のみ。両極端な戦績を残しました。
昨年2着の際も福島牝馬ステークス13着からの一変で、過去7回の馬券絡みのうち、3回が前走2ケタ着順からの反撃。ここは何ともニオうところです。
【ロザムールの2ケタ着順直後の好走】
・2022年
福島牝馬S16着 → 七夕賞?着
・2021年
福島牝馬S13着 → 七夕賞2着
・2020年
キタサンブラックM12着 → 常総S1着
・2019年
1勝クラス11着 → 石狩特別1着
大敗後とはいえ、間隔を空けて立て直した効果か調教の動きには活気がありますし、2走前の中山牝馬ステークスは13着ながら勝ち馬からは0.7秒差。今回はハンデも昨年と同じ53キロと手頃で、スンナリと自分の形に持ち込めば侮れない部分が多々あります。
行こうと思えば先手を取れるメンバー構成。人気は昨年よりも落ちる可能性が高く、後続を油断させてそのまんま粘り込み…。そんなシーンを期待したいところです!
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