ラジオNIKKEI賞(福島・芝1800m)の舞台となる福島競馬場は小回りのローカルコース。ハイセイコーとのコンビで知られる増沢末夫騎手、現在は調教師としても活躍する中舘英二騎手が非常に得意としていましたね。
そんな巧者が出やすいコース。ここで注目したいのが
三浦皇成騎手が手綱をとる
クロスマジェスティです。
特筆すべくは三浦騎手の福島芝1800mの成績。過去3年において、今年のラジオNIKKEI賞に騎乗するジョッキーの中で勝鞍は戸崎圭太騎手の5勝に次ぐ4勝。連対率は戸崎騎手の24.0%を上回る31.0%。複勝率は戸崎騎手の32.0%を20ポイント近く上回る51.7%。2回に1回は馬券に絡む圧巻の数字を叩き出しているのです。
【三浦騎手と戸崎騎手の福島芝1800m成績】
三浦皇成
(4-5-6-14/29)
勝 率 13.8%
連対率 31.0%
複勝率 51.7%
戸崎圭太
(5-1-2-17/25)
勝 率 20.0%
連対率 24.0%
複勝率 32.0%
馬の方も魅力たっぷり!前走の桜花賞こそ13着と大きな着順となってしまいましたが、そこまでは未勝利→桜花賞トライアルのアネモネステークスを連勝するなど馬券圏内を外さない堅実な走りを見せ、桜花賞も勝ったスターズオンアースとは0.9秒差。着順ほど離されはしませんでした。
今回はG3で相手も軽くなり、鞍上は2回に1回は馬券に絡む三浦騎手への乗り替わり。中山での一連のレースぶりからコース替わりも問題なさそうで、条件は大きく好転します。
ちなみに祖母のテンザンユタカは古馬に開放される前のエリザベス女王杯の前哨戦として組まれていた牝馬限定重賞・サファイヤステークスで同年のオークス馬チョウカイキャロル、同2着のゴールデンジャックを完封するなど重賞2勝をマークした名牝。
心強い鞍上と、持ち味である立ち回りの巧さを生かしての一発に期待です!
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