うまスクエア

マーメイドステークス(阪神・芝2000m)は今年で27回目を迎える牝馬限定の重賞。昨年まで1番人気が7連敗中。勝ち馬の人気は、下記のように荒れ模様となっています。

2014年以降のマーメイドS勝利馬の人気

2021年 シャムロックヒル(10人気)
2020年 サマーセント(7人気)
2019年 サラス(7人気)
2018年 アンドリエッテ(10人気)
2017年 マキシマムドパリ(3人気)
2016年 リラヴァティ(6人気)
2015年 シャトーブランシュ(8人気)
2014年 ディアデラマドレ(1人気)

どの馬が1番人気に支持されるかも注目の一戦ですが、ここで注目したいのは昨年惜しくもクビ差で2着と敗れたクラヴェルです。

母は2014年、前回の1番人気勝ち馬であるディアデラマドレ。昨年のこのレースが重賞初挑戦で、その後は中京記念、新潟記念と連続3着。そしてG1のエリザベス女王杯でも9番人気の低評価を覆して3着と、瞬く間に牝馬のトップクラスに上り詰めてきました。

前走の日経新春杯は8着と崩れましたが、これは鼻出血が影響したもののようで、レース後はリフレッシュ放牧で立て直され、栗東に帰厩後は順調に攻めを消化。最終追い切りでもパワフルな動きを見せていました。

今年は昨年より4キロ重い55キロのハンデも、2走前のエリザベス女王杯で56キロ背負って3着ですから心配もないでしょう。

阪神コースは昨年の2着を含め(1-1-1-0/3)と一度も馬券圏内を外していない得意の舞台。当日の人気はどうなるか分かりませんが、仮に1番人気となっても、それを跳ねのけるだけの力も持ち合わせています。

昨年のリベンジを果たすとともに、母・ディアデラマドレとの親子制覇へ。そして、手綱をとる北村友一騎手は大ケガで長く戦列を離れていましたが、先週待望の復帰。早々に訪れたチャンスをモノにできるかにも要注目です！

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