うまスクエア

安田記念(東京・芝1600m)といえば、比較的荒れるイメージを持っている方も多くないでしょうか？

実際に過去10年で5番人気以内で1～3着を占めたのは2019年と2020年の2回。それ以外の年は6番人気以下の伏兵が1頭は馬券圏内に絡み、2014年には単勝オッズ1.7倍という圧倒的な1番人気に支持されたジャスタウェイが勝ちながら2着に16番人気のグランプリボス、3着10番人気のショウナンマイティが入って3連単は37万馬券という波乱になりました。

そこで6番人気以下で馬券圏内に入った馬を見ていくと、2ケタ人気の超人気薄が3頭馬券に絡んでいる前走マイラーズカップ組が目を引きます。

今年のマイラーズカップ組で人気の盲点となりそうなのは…。5着だったエアロロノアです。

昨春のオープン入り後、重賞では馬券圏内突入がないものの、オープン特別を2勝。昨年のマイラーズカップ、今年のマイラーズカップとともに5着ながら、少差で渋太い脚を使っており、重賞でも通用する下地は見せています。

また、東京コースは初めてになりますが、祖母エアメサイアはオークス、ヴィクトリアマイルで2着、曽祖母エアデジャヴーもオークス2着、おじのエアスピネルは富士ステークスを勝ち、フェブラリーステークスで2着に入るなど芝・ダートを問わず東京コースを得意としており、母のエアワンピースも条件クラスながら、東京コースでは3戦2勝、3着1回。初コースで秘めた素質が爆発する可能性も大いに秘めているのです。

東京の重賞で好走したエアロロノアの近親馬

曽祖母エアデジャヴー
オークス、クイーンC2着

祖母エアメサイア
オークス、ヴィクトリアM2着

おじエアスピネル
富士S1着、フェブラリーS、武蔵野S2着、東京新聞杯3着

そんな血統的背景もあってか、デビュー戦の6番人気以外は全て5番人気以内の支持を受け、昨年のマイラーズカップ、今年の京都金杯でも1番人気になるなど、ファンの期待も大きな馬。さすがにここは人気急落となりそうですが、馬券的には見逃せない1頭といえるでしょう。

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