先週の天皇賞春は、菊花賞馬タイトルホルダーが7馬身差の圧勝。菊花賞の5馬身差を上回る堂々の逃げ切り勝ちで、手綱をとった横山和生騎手は嬉しいG1初勝利となりました。

その横山和生騎手が今週のNHKマイルカップ(東京・芝1600m)で騎乗するのはオタルエバー。前日最終オッズが102.6倍の超人気薄ですが、これまた何とも不気味な存在なのです。

デビュー戦を4馬身差で逃げ切ると、続く新潟2歳ステークスは勝ち馬から0.3秒差の3着。そのレース内容は、前半で行きたがる素振りを見せ、直線でも少しふらつく若さをのぞかせてのものでした。

勝ったセリフォスは続くデイリー杯2歳ステークスを勝ち、朝日杯フューチュリティステークスでも2着。このNHKマイルカップでも前日1番人気に支持されている実力馬。

2着のアライバルは京成杯4着、スプリングステークス2着と重賞でも好走していて、そのアライバルとはわずか0.1秒差。簡単に止まらなかったことは非常に価値のあるものいえるでしょう。

その2走後に2勝目を挙げ、ここ2走は朝日杯フューチュリティステークス12着、ファルコンステークス3着と敗れていますが、どちらもハナを切らず控える展開。持ち味のスピードを生かすことができず、消化不良となってしまいました。

ここで迎えるNHKマイルカップは、直線の長い東京コースということで、差し馬優勢のイメージもあります。しかし、過去10年でハナを切った馬が(3-1-1-5/10)と活躍しているレース。しかも、少しオカルトになりますが、偶数年にハナを切った馬は(3-1-0-1)と隔年で好走する傾向にもあります。

NHKマイルカップで逃げた好走馬
・2020年 2着 レシステンシア
・2016年 1着 メジャーエンブレム
・2014年 1着 ミッキーアイル
・2012年 1着 カレンブラックヒル

今回はニュージーランドトロフィーを逃げ切ったジャングロの存在はありますが、先週のタイトルホルダー同様に「気持ち良くハナを切れば」と考えれば、横山和生騎手がスピードに自信を持つオタルエバーで思い切った逃げの手を打つことは十分想像できます。

しかも、逃げれば簡単に止まらないのは、デビューからの4戦で証明済み。新潟2歳ステークスの好走を思い返せば、ここで上位争いに絡んできても何ら不思議ではありません。

G1タイトルを手にして勢いに乗る鞍上が再び逃げて大暴れ!そんなシーンを期待したいところです。
■関連リンク
【NHKマイルC・特集】万馬券連発の超荒れる3歳G1!今年も爆穴がイル!?

【NHKマイルC】ここを勝つ素質は十分!C.ルメール騎手からの乗り替わりがトレンド!?

【NHKマイルC】鞍上不振でダノンスコーピオンが大ピンチ!?鬼門のレースを勝利できるのか?

うまスクエアメンバー登録

STEP:1メールアドレス入力

メールアドレスの入力

うまスクエアからのメルマガを受け取りたいメールアドレスを入力して下さい。
※携帯のメールアドレスでも、ご利用頂くことが出来ます。

入力されたメールアドレス宛てに【仮登録メール】をお送り致します。
【仮登録メール】に記載されたURLをクリックして頂くと、うまスクエアへのメンバー登録が完了します。

  • メールアドレス(半角英数字)

PR

境和樹 SNS

コンテンツ一覧