いよいよ迎える牡馬クラシック第一弾の皐月賞(中山・芝2000m)。この春は人気馬苦戦の荒れたレースが続いていますが、この皐月賞も一筋縄ではいかないようです。

高松宮記念、大阪杯、桜花賞といずれも1番人気、馬主・キャロットファームの馬で人気を裏切っている横山武史騎手は、これまたキャロットファームのキラーアビリティに騎乗。そのプレッシャーは相当なものになるでしょう。

そして、もう1頭。名手・ルメール騎手がその素質を絶賛するイクイノックスも危険な香りが漂います。

まずは、昨年の東京スポーツ杯2歳ステークス以来となる臨戦過程。近年は、暮れのG1からトライアルを使わずに皐月賞へ直行するローテーションで、2019年にサートゥルナーリア、2020年にコントレイルが勝っていますが、年をまたいで勝ったのは先の2頭のみ。

2着も朝日杯フューチュリティステークス以来だった2020年のサリオスだけ。この馬はさらに長い休養を経ての出走となります。

皐月賞を長期休養明けで好走した馬
2022年?着 イクイノックス
前走・東京スポーツ杯2歳S(中147日)

2020年1着 コントレイル
前走・ホープフルS1着(中112日)

2020年2着 サリオス
前走・朝日杯FS1着(中125日)

2019年1着 サートゥルナーリア
前走・ホープフルS1着(中106日)

キャリア2戦というのも大きな壁。過去10年で最高着順は2018年キタノコマンドールの5着。過去30年まで遡っても、馬券に絡んだのは1993年シクレノンシェリフの3着のみ。

こちらは新馬、毎日杯を連勝しての参戦で、後に日本ダービーを勝つウイニングチケットには先着を果たしたものの、ナリタタイシン、ビワハヤヒデらの前に3連勝とはなりませんでした。
キャリア2戦で参戦した馬の結果(過去10年)
2021年 グラティアス(6着)
2020年 クリスタルブラック(16着)
2019年 シュヴァルツリーゼ(12着)
2018年 キタノコマンドール(5着)
2012年 シルバーウエイブ(15着)

また、父のキタサンブラックは新馬から3連勝でスプリングステークスを勝ち、皐月賞本番に挑みましたが結果は3着。2000mでは生涯で唯一連対を外すレースとなりました。

父キタサンブラックの芝2000m成績
2017年 天皇賞秋(G1) 1着
2017年 大阪杯(G1) 1着
2016年 大阪杯(G2) 2着
2015年 皐月賞(G1) 3着
2015年 500万下 1着

歴史を変える走りが期待される素質馬も立ちはだかる壁は非常に高く、分厚いもの。手綱をとるルメール騎手も今年はG1はおろか、重賞も未勝利とリズムは今ひとつだけに、過度の期待は危険といえるでしょう。

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