うまスクエア

伝説の逃げ馬サイレンススズカを彷彿させる圧倒的なスピードで5連勝中のジャックドールか？それとも抜群のレースセンス、決め手でコントレイルやグランアレグリア、クロノジェネシスを撃破したエフフォーリアか？

大阪杯(阪神・芝2000m)は、勝敗はもちろんのこと、どんなレース展開で進んでいくのかも楽しみですね！そこでキーポイントとなるのはジャックドールが作るペース配分ではないでしょうか。

プレッシャーがかかるG1戦。マイペースの逃げは難しいでしょうし、オーバーペースになれば、後方に控える歴戦の強者が一気に襲いかかってきます。人気を背負うエフフォーリアも早めに動いてプレッシャーをかけてくるでしょう。

そんな展開で期待したいのがポタジェです。

脚質こそ違えど、1年前に4連勝で白富士ステークスを制したのは偶然にもジャックドールと同じ。金鯱賞で3着と敗れ、以降も重賞獲りにあと一歩届いていませんが、堅実な競馬は続いていて、デビューから掲示板を外したのはわずか1回。最も離されたタイム差が0.8秒で、ゴール前では常に上位争いに加わっています。

唯一、掲示板を外したのが昨年秋の天皇賞。勝ったのはエフフォーリアでしたが、2着に3冠馬コントレイル、3着に名牝グランアレグリアがいた超豪華メンバー。6着と敗れたものの、早めに動く積極的なレース運びで0.8秒差。一線級相手にも戦えることを示しました。

それだけではパンチ不足は否めないですが、ここで注目するのは金鯱賞のレース内容。結果はジャックドールの完勝も、逃げたジャックドールがメンバー3位の上がりをマークする先行有利の流れをこの馬は後方に待機。直線はメンバー最速の上がりを繰り出し、1頭違う脚色で4着まで追い込んでいます。

姉に重賞3勝を挙げ、オークスで2着に入ったルージュバックがいる血統。セレクトセールで税込2億円を超える値がついた良血馬です。白富士ステークスまでの8戦で6戦がメンバー最速の切れ者でした。

阪神の2000mは3戦2勝、2着1回で舞台設定は申し分なし。雌伏の時を経て、久しく影を潜めていた切れが戻った素質馬がいよいよ大一番で真の姿を現そうとしています。

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