今年の高松宮記念(中京・芝1200m)は、昨年の同レース、秋のスプリンターズステークス、暮れの香港スプリントで2着となったレシステンシアが前日から1番人気となっています。
1400m以下では連対を外したことがなく、2度のマイルG1以外は全て3着以内の堅実派。先の3つのG1で先着を許した馬がいないここで、多くのファンの支持を受けるのもうなずけます。
昨年の上位馬がいないことで、もう1頭クローズアップしたいのが昨年の4着馬トゥラヴェスーラです。
おばにスプリンターズステークスなど重賞を4勝したアストンマーチャンがいる快速血統です。
オープン特別を2勝、3歳時に葵ステークス2着はあるものの、重賞は未勝利で、昨年のこのレースでは直前の大敗もあって16番人気と全く人気がありませんでした。
しかし、勝ち馬から1秒以内に15頭がひしめく大激戦の中、ダノンスマッシュから0.2秒差の4着。初めてのG1で見せ場を作りました。
2021年・高松宮記念
1着 ダノンスマッシュ
2着 レシステンシア (±0.0)
3着 インディチャンプ(+0.1)
4着 トゥラヴェスーラ(+0.2)
そこで軌道に乗ったのか、続く京王杯スプリングカップでは、先行勢が上位を占める展開で後方からメンバー最速の上がりを繰り出して勝ったラウダシオンにクビ差の2着。G1での好走がフロックでないことを証明。
残念なことに、そこから長い休養に入りましたが、復帰初戦となった阪急杯でもメンバー最速の上がりでダイアトニックとクビ差の2着と好走。昨年よりも遥かにパワーアップして2度目のG1に挑んできました。
昨年の勝ち馬ダノンスマッシュ、3着馬インディチャンプは既に引退。ターゲットとなる昨年の2着馬レシステンシアを捕らえれば、初重賞制覇がG1の大舞台という可能性も十分あるでしょう。
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