阪神大賞典(阪神・芝3000m)はJRAで5つしかない3000mを超える長距離重賞。当然ながら距離に耐えうるスタミナが要求されます。

トーセンカンビーナは2年前の阪神大賞典2着馬。続く天皇賞春でも5着に入り、長距離路線での活躍が期待された1頭でした。

ところが、その後は脚部不安による長期休養もあって、成績が低迷。オープン特別でも結果を残すことができませんでした。

しかし、脚部不安が癒えた昨年9月の復帰以降は一戦ごとにレース内容が良化。復活の兆しを見せています。

直近4走の成績
前走
ダイヤモンドS 3着(0.5秒差) 上がり2位

2走前
ステイヤーズS 4着(0.4秒差) 上がり3位

3走前
アルゼンチン共和国杯 7着(0.7秒差) 上がり3位

4走前
丹頂ステークス 8着(0.7秒差) 上がり3位

長期休養明けからの復帰戦となった丹頂ステークスは上々の内容でした。

叩き3走目のステイヤーズステークスは、前めのポジションでレースを進め、ラストもメンバー3位のしっかりとした上がりで勝ち馬から0.4秒差の4着に健闘。

前走のダイヤモンドステークスは、後方から終いにかける競馬でメンバー2位の上がりを繰り出して3着。前記の阪神大賞典2着以来となる馬券圏内突入を果たしました。

レースの特徴を見ても、過去10年の連対馬はいずれもメンバー3位以内の上がりをマークしています。

コンスタントにメンバー上位の上がりを使えるこの馬にとっては、2年前の好走が示すとおりピッタリのレース。

3000m以上のレースでは掲示板を外しておらず、着実に上昇カーブを描いて迎える今年は馬券的にも絶好の狙い目といえるでしょう。
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