七夕も過ぎ、いよいよ本格的な夏が近づいて来た。今週は福島でこの時期の季節重賞と言えるその七夕賞が行われる。
小倉・新潟・函館・札幌と言ったローカル開催場では重賞の開催数少なく「ここを勝てばJRA全10場制覇」と言った話題も多い。
過去に達成したジョッキーは5人。初めて達成した安田富男氏は札幌、二人目武豊騎手は函館、3人目藤田伸二氏は小倉、4人目横山典弘騎手は新潟、そして昨日取り上げた秋山騎手は福島で達成と、リーチの掛かる開催場はやはりローカルが残る。
今現在でリーチを掛けているジョッキー達も全てローカル開催を残すのみ。七夕賞でチャレンジする福永騎手もその内の一人だ。
今年はクラシック2冠馬コントレイルの主戦として春は常に注目される存在だった福永騎手、春のGIシーズンが終わっても、その勢いそのままに話題を提供してくれている。
騎乗するブラヴァスはヴィルシーナの初仔という良血馬、前走で重賞でも足りる力は見せチャンスある一頭、当然力の入る遠征だろう。
もちろん注目騎手の一人だが、もう一人、注目すべき関西騎手が存在する。
ヴァンケドミンゴの手綱を取る酒井学騎手だ。
その理由は…
そもそも、勝ち鞍4つが全て福島という福島巧者であるこの馬。前走を勝った直後、「次は七夕賞」という事になるのも必然。
その前走で手綱を取ったのは初騎乗だった酒井学騎手。斤量も定量とはいえ57キロを背負いながら見事勝利に導き、この馬との相性の良さを魅せた。ゆえに、最初に声が掛かるわけだが、酒井学騎手の方も「使うなら行きますよ」と即答している。そう、それだけ前走の勝ち方に感触を掴んでいる。
福永騎手に比べれば目立つ存在ではなく、乗鞍も日曜日はこの七夕賞ひと鞍のみ。しかし、JRA重賞15勝、GIも2勝している一流馬の背中を知るジョッキー、勝算が無ければわざわざ遠征しないだろう。
元より、ヴァンケドミンゴの全兄は皐月賞2着のサンリヴァル、重賞を勝てる下地のある血統馬でもある。
人気は存在感があり話題性もある福永騎手とブラヴァスの方かも知れないが、この酒井学騎手とヴァンケドミンゴも、人気は無くても負けず劣らず注目に値する一頭だ。
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