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ラジオNIKKEI賞(G3) 福島芝1800m

武豊騎手が福島に遠征することで、ファンの注目を集めているラジオNIKKEI賞(G3)のパラスアテナ。

前々走の福島未勝利(芝2000m)は2着以下に6馬身差をつける大楽勝。さらに当時は初めての芝レースであり、小雨が降る稍重馬場での圧勝劇だった。

日曜の福島は週末に降った雨の影響で道悪は避けられず、コース経験と渋った馬場への適性は大いに魅力も、別視点で予想すると疑問符が付く。

芝レース2戦2勝の中身は牝馬限定戦の未勝利と1勝クラス。今回はハンデ戦とはいえ、牡馬混合のG3重賞と条件が格段に厳しくなる。

またラジオNIKKEI賞は牝馬にとって鬼門のレースであり、過去10年で［0-1-0-16］。馬券に絡んだのは2016年2着ダイワドレッサー(9人気)のみ。同馬はフェアリーS2着、クイーンS4着など重賞でも好走歴があり、実績面では比べようがない。

2017年にはフェアリーS1着、アネモネS1着ライジングリーズンが初めての牡馬相手に11着と見せ場なく敗れており、ハンデ差を考慮しても1番人気は少々やり過ぎだ。

先日のユニコーンSで疑問視したレッチェバロック(単勝3.1倍2人気)も、クラスの壁に跳ね返され9着に敗れたのは記憶に新しい。同馬ですら新馬→1勝クラスを牡馬相手に圧勝した実績があった。

今回のパラスアテナは明らかに過剰人気であり、馬券は嫌って妙味ありか？