マイルCS(G1) 攻略パック
マル秘話編

秋の連続GI開催真っただ中、昨日もお伝えしたが、次週には夢の対決が現実となるジャパンカップが行われるが、今週のGIマイルチャンピオンシップも近年稀に見る好メンバーが揃った。

マイルGI馬が8頭、その内訳も新旧の古馬マイル王者、3歳世代でコントレイルに次ぐNO2の実績を誇るサリオスを筆頭に、マイルGIの勝ちの3歳馬3頭、国内外のGI勝ち馬アドマイヤマーズなど、次週のジャパンカップには及ばずも、マイル戦線では夢の対決と言えるだろう。

さらに、GI馬のみならず、出走17頭中16頭が重賞勝ち馬というレベルの高さ、その夢の対決に水を差すような凡戦になる事はないだろう。

上位人気はやはり、グランアレグリアとサリオスに偏っているようだが…

注目してみたいのは、馬だけでなく騎手にも注目のレシステンシアだ。

昨秋、デビューから3連勝で阪神ジュベナイルフィリーズを制し2歳牝馬女王の座に着いたこの馬。しかもその阪神ジュベナイルフィリーズは、前半3ハロン33秒7のハイペースで逃げ、そのままスピードは落ちず後続を5馬身千切る圧勝劇を演じた。

3歳になってからの競馬は勝ち切れていないものの、持続的なスピードが最大の武器であるがために、スローの逃げで瞬発力勝負になってしまったチューリップ賞、馬場が緩くスピードが削がれた桜花賞、決め手の問われるNHKマイルCと、仕方のないところもある。

ただ、それでも崩れていないところが、この馬がGI級であることを裏付けている。

今回は骨折明けでぶっつけのGIとはなるものの、この2週の調教では、坂路で好時計を叩き出し、しかもラスト2ハロン23秒台と絶好の動きを見せ、仕上がりは万全と言っていいだろう。

鞍上は、この馬をGI馬に導きながらも、チューリップ賞で敗れたため桜花賞では替えられてしまった北村友一騎手。手が戻って来た今回は当然期するところがある。

今年は阪神で行われるマイルチャンピオンシップだが、GIを制している舞台に加え、今の阪神はレコードが連発している高速馬場、そんな舞台で絶好の1枠2番を引き当てた。

外国人騎手が手綱を取る2頭に人気は偏っているが、このレシステンシアにもチャンスは十分にある。

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