エリザベス女王杯(G1) 攻略パック
マル秘話編
秋のGIシーズン、先週は狭間の週末だったが、今週から年末まで7週連続でGIが行われる。
昨日もお伝えしたが、今週は3歳牝馬と古馬牝馬が対決する
エリザベス女王杯。本来であれば統一女王決定戦という趣のレースなのだが、アーモンドアイも、クロノジェネシスも、そして3冠牝馬デアリングタクトも牡馬混合のGIに駒を進めるため、本当に意味での女王決定戦とは言えないメンバー構成になった今年のエリザベス女王杯。
ただ、だからこそ馬券的には面白くなったと言える。
人気の中心は、昨年の覇者であり、今春には牡馬相手のGI大阪杯をも制したラッキーライラックだろう。
鞍上も、重賞では「乗れば勝ち負け」というレースが続いているルメール、人気になって当然。
ただ、今年は阪神の内回りで行われるこのレースで、なんと大外18番枠を引かされてしまった。
ここでもまた、波乱の予兆を感じるいうもの。
注目して見たいのは…
前走の府中牝馬ステークスで初めて重賞を勝ったばかりだが、
サラキアには注目してみたい。
ラッキーライラック、そしてアーモンドアイと同期のこの馬。母サロミナはドイツのオークス馬で、父ディープインパクトという事もあり、早くから注目され、クラブの募集価格もラッキーライラックとアーモンドアイの2頭分という高馬でもあった。
ただ、調教で負荷を掛けると体が減ってしまうなど、精神的な幼さが抜けず、なかなか軌道に乗らず出世が遅れていた。
それがこの夏を境に大きく成長を見せ、小倉日経オープンでは抜群の決め手を繰り出し快勝、続く府中牝馬ステークスも、道悪をものともせず重賞好走馬を一蹴、今までにない力強い姿を披露している。
そもそも、成長途上だった3歳秋の秋華賞でアーモンドアイの4着、4歳秋の昨年のエリザベス女王杯では直線で挟まれる場面がありながらラッキーライラックのコンマ4秒差の6着と、もう少しのところまで来ており、本格化した今年はさらにパフォーマンスがあがるはずだ。
軌道に乗ってきた今なら、まして冒頭の通りトップホースの少ない今年なら、GIという舞台でも勝ち負けして不思議ないはずだ。
次週には半弟サリオスがGI獲りに挑むが、その前週に姉のサラキアがGIを勝てば、さらに勢いもつくだろう。
注目してみたい!
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