エリザベス女王杯(G1) 攻略パック
マル秘話・番外編
秋のGIシーズン、先週は狭間の週末だったが、今週から年末まで7週連続でGIが行われる。
今週は3歳牝馬と古馬牝馬が対決するエリザベス女王杯。アーモンドアイや今年の3冠牝馬デアリングタクト、そしてクロノジェネシスの参戦が無く、統一女王決定戦という雰囲気では無いが、それでも女王杯らしいメンバーが揃った。
一方、同じ日曜日には裏開催の福島でも、今年の福島のフィナーレを飾る
福島記念が行われる。
GIの裏で行われる重賞だが、意外と話題は多い。
中でも…
まずは
池添騎手。昨年のマイルチャンピオンシップでは福永騎手の代打騎乗インティチャンプで見事勝利、今年の安田記念でもグランアレグリアでルメール騎手の代役を務め優勝、GIという大舞台での勝負強さは相変わらずで、2週後のジャパンカップでもサートゥルナーリアの騎乗が決まっているほどの人気ジョッキー。エリザベス女王杯でも、声が掛かる可能性はあった。
しかし、池添騎手が選択したのは福島での騎乗だった。もちろん、例えばラッキーライラックの騎乗依頼があれば阪神で騎乗しただろう。たた一方で、福島で重賞を勝てばJRA全10競馬場での重賞制覇となるだけに、GI騎乗と同じくらいの思いがあったようだ。
騎乗するのは
バイオスパーク。
この馬の主戦は和田騎手、しかも函館記念の時にこのコーナーで触れた通り、滅多に北海道シリーズには遠征しない和田騎手が「この馬のために」と遠征したほど、能力を買われている馬だ。
ただ和田騎手はオークス3着馬のウインマイティーが再びGIへ参戦するため阪神で騎乗、その空いたところを池添騎手サイドが売り込みに行ったという経緯だ。
春の福島牝馬ステークスでもチャレンジした池添騎手、結果は1番人気で12着と敗れてしまったが、今回もこの記録に賭ける思いは強いようだ。
目立つのは池添騎手だが、もう一人、
藤岡康太騎手も同じくJRA全10場重賞制覇にリーチが掛かっている。
重賞84勝、GI26勝の池添騎手に対して、藤岡康太騎手は重賞は20勝、GIは1勝のみ。しかし、池添騎手と同じ全10場制覇にリーチを掛けている。ある意味で、活躍の場が広く、そして勝負強さも兼ね備えていると言えるだろう。
騎乗するのは函館記念から手綱を取っている
ドゥオーモ。その函館記念では、今回と同じ53キロの斤量で2着と好走した。
前走の京都大賞典は、福島記念に向けてどこかを使わなくてはならず、ある意味で叩き台のようなもの、15着の大敗も仕方ないところ。
型通り叩いて良化、目標のレースなだけに函館記念の様な走りは期待できるだろう。
過去に5人しか達成していないJRA全10場重賞制覇、日曜日は阪神でGIが行われるが、裏開催とは言え福島も注目度は高い。
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