天皇賞・秋(G1) 攻略パック
マル秘話編
牝馬も牡馬も無敗の三冠馬が誕生し、2週連続で歴史的な決着が続いた秋のGIシリーズ。その盛り上がりはまだまだ続く。今週の
天皇賞秋は、現役では実力NO1と言えるスターホースのアーモンドアイが、JRA史上初の芝GI8勝に挑む。
7勝馬にはシンボリルドルフ・テイエムオペラオー・ディープインパクト・ウオッカ・キタサンブラックとそうそうたる顔ぶれ。
安田記念では2着に甘んじたが、今回は昨年圧勝しいる天皇賞・秋、馬場も天気予報は晴れで良馬場濃厚、持ち味である超抜の瞬発力を発揮し、いよいよ歴代の名馬を超える時が来ているかも知れない。
今年は12頭立てと出走頭数は落ち着き、また主張して行く逃げ馬の存在も無く、スローの瞬発力勝負になる可能性は高い。
アーモンドアイにとっては絶好の展開になりそうだが、元よりそういうレースになる事を想定して、瞬発力を磨きに研いて来た陣営がいる。
アーモンドアイと同期の牝馬
スカーレットカラーだ。
昨秋の府中牝馬ステークスでは、上がり3F33秒2の瞬発力を繰り出し勝利。勝ち時計1分44秒5は、その前週に行われた、モズアスコットやインディチャンプなども出走していた毎日王冠の勝ち時計から僅かコンマ1秒遅れているだけ。時計の比較からは、そのGI級の豪華メンバーだった毎日王冠でも勝ち負けに加わっていたことになる。
その後、エリザベス女王杯・有馬記念と続戦してきたが、馬体を大きく増減させていた様に体調の変動も理由にはあったと思うが、何より距離が少し長かった印象だった。
春はヴィクトリアマイルがある関係でどうしても目標になってしまうが、ベストは1800m~2000m辺り、しかも瞬発力の活かせる東京コースが最も能力を発揮できる舞台。
陣営もそれを重々承知しているようで、秋の大舞台を見据えてこの中間は瞬発力に研きをかけてきている。
しかも、年齢的にもこの秋がラストチャンスと見て、馬体重の変動の多きな馬なのだが、そこを気にする事なく磨きに研きをかけている。
さらに、前走のクイーンステークスは1番人気を裏切る3着に敗れているが、4コーナー最後方から最内を回って、詰まるのを覚悟の上で内を突いて伸びて来た。
そう、この時点で秋の天皇賞が視野に入っていたという事だろう。アーモンドアイに勝負を挑むには、最もロスの少ないレースをしなくてはならないからだ。
それも岩田康騎手の真骨頂、今回も後方から最内を突いて来ることだろう。
決め手を磨きに研いた今なら、その勝負の立ち回りがハマれば、もしかすればもしかするかも知れない。
アーモンドアイ山は高いと思うが、どこまで近づけるか、馬券的にも注目してみたい。
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