うまスクエア

今年の世代のクラシック三冠も終わり、早くも10月も最終週、今週は秋の天皇賞でまたも歴史的な記録が樹立されるかも知れない。

その主役はアーモンドアイ、前人未到の芝ＧⅠ８勝へ挑む。

安田記念では惜しくも達成出来なかったが、昨年も勝利を挙げている秋の天皇賞なら、安田記念よりも確率は高そうだ。

そのアーモンドアイが記録にリーチを掛けたのが今春のヴィクトリアマイル。２着に４馬身差をつける快勝だった。

その２着馬サウンドキアラが、前日の土曜日スワンステークススワンステークスに登場する。

今年、京都金杯の勝利を皮切りに重賞３連勝、そしてＧＩの舞台でも、アーモンドアイには完敗したものの、ＧＩ馬ノームコアを抑えて先着。そのノームコアは次走の安田記念で、アドマイヤマーズに先着する４着、その比較からすれば、サウンドキアラも、牡馬混合のＧＩでも勝ち負けできるだけの力を付けていると言える。

秋の始動戦となるここ、目標はもちろん次走のマイルチャンピオンシップだが、今回の舞台は全７勝中６勝を上げている京都コース、次走の大舞台へ向けていい走りを期待したいところだ。

鞍上はもちろん松山騎手。今年は無敗の牝馬三冠馬デアリングタクトの主戦として脚光を浴びたが、彼自身、今年の勢いをつけたのは、新年から重賞制覇を成し遂げたこのサウンドキアラのおかげでもあると感じている。ゆえに、この馬に対する思いも強く、その金杯以降、レース前には毎週調教で跨っている。もちろんこの中間も、先々週、先週、そして今週と３週続けて調教で騎乗する熱の入れよう。

その甲斐もあって、「休み明けという感じではない」というほどの好仕上がり。器用さがありスピードもある競馬が上手な馬でもあり、初戦から手応えは掴んでいるようだ。

そして、それだけ思いの強い存在なだけに、何とかＧＩというビッグタイトルを獲らせてあげたいという思いも強いようだ。次走のマイルチャンピオンシップへ向けて、好スタートを切ってくれるか、特に注目したい存在だ。

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