今週は牡馬クラシック最終戦の
菊花賞(G1、京都芝3000m)が行われます。
先週のデアリングタクトに続いて、
コントレイルが無敗の3冠馬誕生となるか、注目が集まりますね。
ただ、近年の菊花賞は、19年3連単2万馬券、18年10万馬券、17年55万馬券、16年6万馬券、15年3万馬券と波乱傾向。1番人気は【2.0.2.1】と安定した成績を残しているものの、伏兵馬の激走が相次いでいます。
特別登録が29頭と多いことからも、「今年のメンバーならチャンスあり!」と睨んでいる陣営が多いのかもしれません。
さて、本題に入りましょう。まずは、過去10年の前走レース別成績をご覧ください。
神戸新聞杯 【8.6.4.46】
セントライト【1.3.1.47】
ラジオN賞 【1.0.0.0】
札幌記念 【0.1.0.2】
兵庫特別 【0.0.2.6】
阿賀野川特別【0.0.2.0】
支笏湖特別 【0.0.1.0】
最重要ステップレースである『神戸新聞杯組』が圧倒的な成績をマークしており、今年は中京開催だったとはいえ、その信頼度は揺るぎないでしょう。
ただ、ひとつ忘れてはいけないポイントがあります。神戸新聞杯が行われた9月27日の中京競馬場は、特殊な状況下でレースが開催されていました。
実は、当日の名古屋地方は強風が吹き荒れ、《直線は強烈な向かい風》だったのです。
そのため逃げ・先行馬は苦しくなり、差し・追い込み馬が上位を占める結果となりました。
特に前に行った馬で
ディープボンドは、3番手から粘り込み4着に踏み止まった内容は“負けて強し”。菊花賞で評価を落とすようであれば、狙って面白い存在ではないでしょうか。
コントレイルと同じ前田晋二オーナーの馬で、「2頭出しは人気薄を狙え」という昔ながらの格言もあります。
同様に休養明けを先行して11着に敗れた
ビターエンダーも、本番で巻き返しがあるかもしれません。
なお、神戸新聞杯で逃げて12着
パンサラッサは、先週のオクトーバーSで重賞好走歴のある古馬を相手に2着と健闘しているのも、当時は前に行った馬にとって苦しいレースだったのを裏付ける材料となります。
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