秋の東京・京都、日曜日は東西で伝統のGⅡが行われる。
どちらも注目レースに変わりはないが、新興勢力となる3歳馬が出走する
毎日王冠は、コントレイルが古馬相手でもどれだけの強さなのか、それを測る意味でもより注目と言えるだろう。
もちろん、その焦点は、皐月賞・ダービーともにコントレイルの2着、そして自らもGI馬である
サリオス。
この馬がここでいきなり勝つ様なら、コントレイルの評価はさらに上がるだろう。逆に万が一、GⅡとは言えGI馬の居ないこのメンバー相手に後塵を拝するなら、3歳馬全体のレベルに疑問符が付く事になる。
そういう意味でも注目の一戦。
但し、注目の3歳馬はサリオスだけではない。
サトノインプレッサも、実績では劣るが遜色ないポテンシャルを持ちあわせている。
デビューから3連勝で重賞制覇、GINHKマイルカップの舞台でも3番人気の推された。
ただ、18頭中17番枠という不運に見舞われ、しかも前有利の馬場バイアスに加えペースも上がらず、全く競馬にらなかった。
実際、中二週で挑んだダービーでは、サリオスからコンマ3秒差の4着、臨戦過程を考えれば互角以上の競馬をしたとも言えるだろう。
今回の鞍上は
戸崎騎手。実は本来、弟子の坂井瑠星騎手が手綱を取る予定だったのだが、9月21日に制裁を受け先週から2週間の騎乗停止処分となり騎乗できなくなってしまった。
さらに丁度そのタイミングで、戸崎騎手は本来関屋記念を勝ったサトノアーサーに騎乗予定だったのだが、目標を富士ステークスに切り替えることになり体が空いた。
よって、すんなりとこのコンビが決まったという経緯。戸崎騎手には今後ダノンキングリーが待っているので、今回一回限りの代打騎乗となる。
このコンビ、今週は水曜日の交流重賞東京盃でもジャスティンで見事勝利を上げている。実はこれも坂井瑠星騎手の代打でもあった。
矢作厩舎は続く木曜日の交流重賞レディスプレリュードも制し、戸崎騎手は戸崎騎手で、先日のオールカマーで重賞制覇と勢いに乗っている。
この勢いある騎手と厩舎のタッグ、サトノインプレッサがサリオスに先着するシーンは十分にあるだろう。
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