いよいよ今週末は秋のG1シリーズ開幕戦、
スプリンターズステークス(G1、中山芝1200m)が行われます。
今年は高松宮記念の上位組に、サマースプリントシリーズの好走馬が揃い、目移りしてしまうファンの方も多いのではないでしょうか。しかも、2018年には3連単20万馬券が飛び出ているように、波乱決着も想定しなければいけません。
そこで、必ず覚えておきたい激走ポイントが《枠順》になります。以下の成績をご覧ください。(過去3年)
1枠【0.1.2.3】複勝率50.0%
2枠【0.0.0.6】複勝率0.0%
3枠【0.0.1.5】複勝率16.7%
4枠【3.1.0.2】複勝率66.7%
5枠【0.1.0.5】複勝率16.7%
6枠【0.0.0.6】複勝率0.0%
7枠【0.0.0.6】複勝率0.0%
8枠【0.0.0.6】複勝率0.0%
興味深いことに現在4枠が3連勝中。それ以上に注目すべきは、
【馬券になった9頭中8頭が1~4枠】なのです。しかも有力馬だけでなく、人気薄の激走が目立つのも見逃せません。
18年3着ラインスピリット(1枠・13人気)
17年2着レッツゴードンキ(1枠・5人気)
17年3着ワンスインナムーン(3枠・7人気)
芝1200mのトップホースが揃う一戦では、道中及び勝負所での距離ロスが明暗を分けます。大波乱になった2018年も2着ラブカンプー(11人気)は2番手からの粘り込み。3着ラインスピリットは内々を立ち回っての激走でした。
このように、スプリンターズSで内枠に入った馬は近走成績が悪くても、穴をあける可能性を秘めています。
事実、当時ラインスピリットの直近3戦は5・5・6着。同年の高松宮記念では15着に大敗しており、成績上は到底狙える馬ではありませんでした。
【スプリンターズS】もう軸馬は決まり!?スプリントG1で連対率67%の名門厩舎