秋競馬も3週目、次週には早くも秋のGI第1弾、スプリンターズSが行われる。

そういう時期でもあって、今週土曜日の中京メイン、長篠ステークスに出走しているカレンモエには期待が膨らむばかり。

2011年のスプリンターズSを制し、その年の最優秀短距離馬に選出されたカレンチャンを母に持ち、父は2012年・2013年のスプリンターズSを制し、2年連続最優秀短距離馬に選出されたロードカナロアという、まさに夢の配合といえるカレンモエ。しかも、その父と母と同じ安田隆行厩舎の管理馬でもある。

そういう縁ある馬だからか、ここまで大事に使われ、4歳の秋ながらまだ7戦しか消化しておらず、まだ準オープンに甘んじている。

ただ、半年振りの休み明けだった前走は2着に敗れたものの、テンからハイラップを刻み1000m通過55秒4という超ハイペースを4コーナー先頭という横綱競馬でのもの。負けて強しの印象は強かった。

しかも、馬場の差はあれど、翌日に行われた北九州記念の勝ち時計を上回る時計で走っている事実、すでに重賞級のスプリント能力を魅せていると言っていいだろう。

今回の鞍上は久しぶりに北村友一騎手に戻る。

そもそも昨年も、厩舎の年間勝利62勝中24勝を上げている厩舎の主戦と言えるジョッキー。それこそロードカナロアの成長期にレースで手綱を取ったジョッキーでもある。

ただ、今年は2着は10回、3着も14回ありながら、勝ったのは3勝のみと勝ち損じている。春の高松宮記念のダイアトニックも、それを象徴する結果となってしまった。その敗戦で次走は乗り替わりとなり、次週のスプリンターズSでも騎乗する機会は回ってこなかった。

そんな悔しい思いをしている年なだけに、このカレンモエの手綱が戻って来た事で期するところは当然ある。

ここで結果を出せれば、引き続き騎乗できる可能性は高い。

その両親から受け継ぐスプリンターとしての資質が開花しつつある今、来春の大舞台、やはり両親が制している高松宮記念を当然意識するところ。

そこを見据えるならば、もう出来るだけ落とせないところでもある。

鞍上もそのことは重々承知しているだろう。今後も主戦の座を譲らないためにも、負けられない戦いとなりそうだ。注目したい。

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