いよいよ今週は、上半期の最終週、そして上半期最後のGI宝塚記念が行われる。
今年は2007年以来のフルゲート18頭が揃い、しかもGI馬8頭出走という豪華メンバーが揃い、非常に楽しみな一戦となった。
これだけ有力馬が揃うという事は、当然ジョッキーも揃う。
全国リーディングトップのルメール、そして2位の川田騎手、3位武豊騎手はもちろん、今年GIを勝っている松山騎手・福永騎手・松若騎手・池添騎手・ミルコデムーロ、さらにダミアン・レーンや北村友一騎手と、ビッグレースに強い腕達者が揃い、どの騎手が勝利するのかも興味深い一戦となった。
一方、これだけ阪神開催にトップジョッキーが揃うという事は、裏となる東京開催に遠征する関西騎手も現れる。
若手の岩田望・斎藤新騎手、そして荻野極・城戸騎手は1鞍騎乗で東京へ向かう。
そんな中、もうベテランの域である秋山真一郎騎手も東京遠征する関西騎手の一人。
ただ、GIの裏だから遠征するというワケではない。
そうメインのパラダイスSに出走する、今回で4戦連続騎乗となるスマートオーディンに乗るために東京へ向かっている。
重賞を4勝している実績馬。昨年の阪急杯以来勝ち星が無く、また複勝圏内にも入線しておらず成績的には目立つ存在ではなくなってきているが、その阪急杯ではレッツゴードンキや、当時1番人気で次走高松宮記念を勝つミスターメロディを完封した。
実はその時、管理する池江師は「勝てたのは秋山のおかげだ」と話していた。
というのは、掛かりやすく非常に乗り難しいこの馬が、後方でしっかり折り合い脚を溜め、そして終いを活かして差し切り勝ちが出来たのは、その前の京都金杯が布石になったからだという。
当時は秋山真騎手が手綱を取り10着に敗れているのだが、掛かりやすいこの馬をマイル戦でも後方で我慢させ終いを活かす競馬が出来た事が、阪急杯で生きたということのようだ。
阪急杯では秋山真騎手は小倉で騎乗していたためこの馬には乗れなかったのだが、池江師には前述通り感謝の意があった。
今年の阪急杯から秋山真騎手を乗せているのも、その気持ちがあったからなのだろう。
7歳とは言え2年の長期休養がありまだまだ衰えなく元気一杯、この3戦もダートのコーラルSを除けばコンマ1秒差・コンマ2秒差と、惜しいところまで来ている。
今回は直線の長い東京、舞台としては申し分ない。
秋山真騎手にとっても、チャンスを貰っていることもり、そろそろ勝ってその期待に応えたいところ。
そう、GIの裏と言うよりは、結果を出したいからの遠征である。
宝塚記念のトップジョッキー達の手綱捌きも注目だが、その直前の秋山真一郎騎手の騎乗ぶりにも注目してみたい。
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