2月のフェブラリーステークスはあったものの、2025年の本格的なG1シリーズの到来を告げるのが、中京の電撃戦・
高松宮記念(中京・芝1200m)。
今年は昨年の覇者マッドクール、昨秋のスプリンターズステークスの覇者ルガル、一昨年のスプリンターズステークスの覇者ママコチャが集結。
さらに、悲願のG1奪取に燃える伏兵陣も多士済々。非常に見応えのある一戦となりそうです。
そんな注目の一戦。実績馬も揃ったとあって、人気の盲点となっている馬もチラホラ。ここで狙ってみたいのが、
ドロップオブライトです。
改めてメンバーを見渡すと、先のG1馬3頭はある程度前のポジションが欲しいタイプ。かといって「自分からハナを切って」というタイプでもありません。
また、悲願のG1奪取に燃えるナムラクレア、ビッグシーザー、トウシンマカオも同じことが言えます。
そうなると、各馬が牽制し合っての終い勝負。ラストの決め手勝負となるわけです。そこで浮上するのがドロップオブライトなのです。
ピックアップするのは、この中京芝1200mで勝ち上がった23年12月の知立ステークス。このレースは道中3番手を追走。そこからラスト3ハロン32秒9の上がりで2馬身差の快勝となったのですが、この上がりタイムは芝1200mでメンバー3位のもの。
この馬より速い上がりをマークしているのは32秒7が3頭、32秒8が2頭いますが、いずれも4角5番手以下のポジションでマークしたもの。もちろんメンバーレベル、馬場状態もあるでしょうが、後続を封じ込めるだけの脚を持っているのは数字が証明しています。
また、ポジションは少し下がってしまうのですが、この馬は32秒8をマークした1頭でもあり、上がりタイムは落ちてしまうものの、昨年のCBC賞を勝つなど、距離実績、コース実績での買い材料を豊富に持っているのです。
人気は全くありませんが、狙ってみる価値は十分ある1頭です。