皐月賞トライアルの
スプリングステークス(中山・芝1800m)は、10番人気のエメラルファイトが勝った19年こそ20万を超える配当が飛び出しましたが、過去10年の3連単配当の傾向を見ると2~5万円前後の配当が多く、上手に狙いを絞って仕留めたいレース。
過去10年で(4-2-4-20/30)と好配当の立役者となっている5~7番人気馬の特徴を見ると、浮かび上がってきたのがキャリア5戦でこのレースに挑んできた馬です。
クラシックのトライアルで人気になるのは、2~3戦の少ないキャリアで高いパフォーマンスを見せた馬。今の時代、早々に賞金を加算した馬はトライアルを使わずクラシックに直行するのが当たり前。ここまでに5戦を要している馬は人気の盲点になりやすいのです。
そこで今年注目したい穴馬は
フクノブルーレイクです。
昨年9月にデビューして4戦目に初勝利。昇級初戦となった前走のフリージア賞は好位付けした馬を捕らえ切れずに3着も、上のクラスでも互角に戦えるメドを立てました。
今回は初の重賞挑戦となりますが、2勝しているのはわずか3頭。重賞で掲示板を確保した馬がいないメンバー構成ですし、ここに入っても素質は引けを取りません。
父ウインブライトは2017年の勝ち馬で香港のG1も2勝。デビューから全てのレースで手綱をとる松岡正海騎手とのコンビで中山巧者としても知られた個性派でした。
ここまでの5戦、いずれも上がりはメンバー3位以内。長くいい脚が使え、相手なりに渋太く走れるタイプ。アッと言わせる走りで親子制覇に期待しましょう!