ステイヤーズステークス(中山・芝3600m)は、JRAの平地で行われる重賞で最も長い距離を走るレース。
ステイヤー(スタミナ豊富で、長距離レースの得意な馬のこと。ふつう2400メートル以上の距離に強い馬を呼ぶ)の名の通り、高い長距離適性が求められます。
したがって、過去にこのレースで好走したことがある馬、3400mのダイヤモンドステークス好走馬の活躍が光るレースでもあります。
そうなると、4年連続の出走で、2着→4着→1着と好走しているアイアンバローズ、昨年のダイヤモンドステークスの覇者ミクソロジーが有力視されるところです。
しかし、アイアンバローズは、3月のドバイ遠征依頼となる復帰戦。新馬戦を含め、休み明けをやや苦手としており、7カ月ぶりの実戦は不安。
また、ミクソロジーは、1年7カ月ぶりの復帰戦だったオールカマーこそ、まずまずの内容でしたが、前進が期待された叩き2走目のアルゼンチン共和国杯が勝ったハヤヤッコから3.8秒離されたシンガリ負け。まだ状態が戻り切っていないように感じられます。
そこで今年は、
ゴールデンスナップに長距離戦線のニューヒロイン誕生を期待します。
形の上では格上挑戦となりますが、3走前の阪神大賞典でメンバー2位タイの上がりをマークして5着を健闘。2走前もオープンのタイランドカップで2着。ハンデ戦で斤量差があったとはいえ、3着だったハヤヤッコに5馬身先着しています。
自己条件に戻って、確証を期した前走を2着と取りこぼしてしまったものの、上がりはメンバー最速。父ゴールドシップの血統背景も含めて、非常に高い長距離適性を秘めているのは間違いないでしょう。ここは黙って買いの一手です!