府中牝馬ステークス(東京・芝1800m)は、1着馬にエリザベス女王杯の優先出走権が与えられるG2競走。
来年からレース名がアイルランドトロフィーへと変更。府中牝馬ステークスは、6月のマーメイドステークスが東京へと開催場が移って、その名を引き継ぐことになりました。
今年で72回目を迎える伝統ある牝馬限定重賞ですが、意外にも6歳馬の優勝がないのはご存じでしょうか?
秋華賞が創設され、エリザベス女王杯が古馬に開放される以前であれば、牝馬の古馬にとって目標となるレースが少なかったことが理由とも言えるのですが、エリザベス女王杯の古馬開放だけでなく、ヴィクトリアマイルが創設されてからも、6歳牝馬は大苦戦しています。
今年の6歳馬は、春のヴィクトリアマイルで2着と好走した
フィアスプライドが2つ目の重賞制覇を目指して唯一のエントリー。
昨年のこのレースは11番人気の低評価ながら、勝ったディヴィーナから0.1秒差の4着と健闘。続くターコイズステークスで見事に重賞制覇を果たしました。
6歳を迎えましたが、先に触れた通り、ヴィクトリアマイルで2着に入り、前走の安田記念は7着ながら、中2週の疲れも感じさせない正攻法の競馬でロマンチックウォリアーから0.5秒差に踏ん張りました。
父は現役時代も種牡馬となってからも日本の競馬の歴史を変えてきたディープインパクト。現役馬がかなり少なくなってきた貴重な産駒が、ここでも歴史を変えることができるか大注目です!