昨年こそ1~3番人気が人気通りのワン・ツー・スリーで決着しましたが、その前6年は5番人気以下の伏兵が馬券に絡んで、ダート重賞ながらもハンデ戦らしさを醸し出している
シリウスステークス(中京・ダ1900m)。
今年はフェブラリーステークスでも1番人気に支持されたオメガギネスが登場。前走の三宮ステークスを7馬身差で圧勝。ここも上位人気に支持されるのは間違いないでしょう。
とはいえ、今回はハンデが59キロ。2走前に別定戦で59キロを背負い、3着と結果を出しているものの、逆に言えば取りこぼしたとも言え、全幅の信頼は危険かもしれません。
そこで狙ってみたいのが、ハンデ55キロの
カンピオーネです。
前走で3勝クラスを卒業したばかり。今回が5歳秋にして重賞初挑戦となるのですが、ここに来ての充実ぶりは目を見張るばかり。
3歳春の時点で早々に2勝をマークしたものの、そこから2勝クラスを勝ち上がるのに丸2年、実に15戦を要したのですが、3勝クラスはわずか3戦で卒業。
2勝クラスは3馬身半差、3勝クラスも3馬身差を付けた快勝で、まるで馬が変わったかのような勝ちっぷりでした。
祖母は牝馬ながら南関東の牡馬3冠を制し、川崎競馬の重賞に名を残す名牝ロジータ。息子のカネツフルーヴ、孫のレギュラーメンバーともども川崎記念を勝っており、血統面も魅力に溢れています。
今回は重賞で一気の相手強化も、斤量はオメガギネスと4キロ差。今の充実ぶりであれば一票を投じる価値は十分あるでしょう。