セントライト記念(中山・芝2200m)は、関東圏で行われる菊花賞トライアル。
近年は春の実績馬がトライアルを使わずに目標とするG1レースへ直行するパターンが増え、今年は春の弥生賞を勝ち、皐月賞でも2着に入ったコスモキュランダが参戦。春の好走と同じ中山コースが舞台とあって、人気を集めることになるでしょう。
収得賞金の少ない馬にとっては、ここでの3着以内が菊花賞出走への最低条件。モチベーションが高いのは、当然ながら条件クラスの馬。そこで注目したいのは、1勝クラスからの格上挑戦となる
エコロレイズです。
1勝クラスとはいえ、春にはG2の弥生賞、オープン特別の白百合ステークスでともに4着。
弥生賞は勝ったコスモキュランダから0.4秒差。白百合ステークスは勝ったミナデオロから0.2秒差。エコロレイズと同タイムの2着だったオフトレイルが次走でラジオNIKKEI賞を勝っており、かなりレベルの高いレースを経験しています。
初勝利に4戦を要していて、勝ち味に遅いタイプではあるのですが、デビュー戦の9着以外は掲示板を外していませんし、自在性があって、相手なりに走れる個性は、3着以内が必要なトライアルレースにおいては強力な武器と言えるでしょう。
帰厩後はたっぷりと併せ馬を消化して、仕上がりは上々。前走から十分な間隔を開けつつ、抽選なしで出走できるのも好材料です。
エコロはエコロでも重賞勝ちがあるエコロヴァルツより、馬券で狙ってみたいのはエコロレイズです!