今年の
新潟2歳ステークス(新潟・1600m)は、出走11頭のうち実に10頭が新馬勝ち。
ひまわり賞を連勝したケイテンアイジンと2戦目の未勝利戦を勝ち上がったモジャーリオ以外の9頭はキャリア1戦。いかにも人気の盲点が生まれそうな一戦となりました。
昨年は12頭立てながら、10番人気のショウナンマヌエラが2着に入って3連単は18万馬券。今年もそんな穴馬を狙い撃ちたいところで、白羽の矢を立てたいのが、
モジャーリオです。
デビュー戦はゲートの出、行きっぷりともにひと息。慌てず後方から脚を伸ばすも、先行した3頭がそのまま上位に粘り込む展開で6着が精一杯。敗れはしたものの、上がりはメンバー最速でキラリと光るものは見せました。
初勝利となった前走の未勝利戦は、初戦同様にゲートの出はひと息ながら、うまく流れに乗ることはでき、4コーナーも抜群の手応え。直線でもしっかりと脚を伸ばして先頭でゴールを駆け抜けました。
2戦に共通していたのが、1番人気であったこと。1番人気だったというのは、それだけファンの信頼を得ていた証です。
また、2戦のレースぶりはともにスタートがひと息で、1200mのレースは窮屈に映りました。ゆえに距離が延びるのは問題なさそうですし、直線が長くなるのも前2戦のレースぶりから問題ないでしょう。
父リオンディーズ、祖母に安田記念3着の実績を持つジョリーダンスがいる血統からすれば、むしろあと押しと言えます。
3戦目といっても、押せ押せではなく、ゆったりとしたローテーションですし、調教の動きも実に軽やか。仕上がりも申し分ありません。
ほとんどの馬がキャリア1戦のレース。他馬より経験を積んでいるのはプラスと捉えることもできますし、メンバーで唯一黒星がある字面から過度な人気になることはないはず。
これこそがまさに人気の盲点。狙う価値十分の1頭です!