今年の
中京記念(小倉・芝1800m)は、阪神競馬場のスタンドリフレッシュ工事に伴う日程変更により、小倉競馬場の芝1800mで施行。
サマーマイルシリーズに組み込まれているものの、メンバーを見ると、純粋なマイラーというより、少し長めの距離で実績を上げてきた馬が多い印象を受けます。
とはいえ、ここはサマーマイルシリーズの一戦。その看板を守るためにも、昨年の覇者・
セルバーグの走りには一目置かねばなりません。
全5勝のうち4勝が1600m。しかも昨年のこのレースの勝ち馬と、実績だけを見るとバリバリのマイラーなのですが、昨年の中京記念以降の3走は、マイル戦で8着、16着、13着と見せ場なく3連敗。
そこで3走前は、今回と同じ舞台である小倉芝1800mの小倉大賞典をチョイス。後続を離す思い切った逃げを打つと、最後の最後まで粘りを見せて3着と好走。重賞ウイナーの意地を見せました。
ちなみに1600mで4勝。あとの1勝は1800mで、前走のエプソムカップも7着ながら、勝ち馬から0.7秒差。3着馬とはわずか0.1秒差に踏ん張っており、1800mは(1-1-0-1/3)と、実は大崩れなく走っているのです。
今回は前走から斤量も1キロ軽くなりますし、中間の攻め気配から状態面も徐々に上向いているように感じます。まさに、これこそが人気の盲点。絶対に押さえておきたい1頭です!