開催予定だったオリンピックの影響でお休みだった夏の小倉開催が、今週よりいよいよ開幕する。

その開幕を待っていたかの様に、2場開催中は札幌へ遠征していた武豊騎手・浜中騎手が戻り、北海道シリーズ開幕から遠征していた藤岡康太騎手・国分恭介騎手も今週からは小倉で腰を据えて騎乗する。

今年は4週間と短い夏の小倉開催、注目はやはり武豊騎手だろう。

開幕初日、オープニングのメインレース・阿蘇ステークスで騎乗するのは、春の中山の総武ステークスで見事な逃げ切りを演じた気心知れているメイショウワザシ

このメイショウワザシは、鞍上は違うが、昨年の夏の小倉の初日も、オープニングのメインを勝った馬だ。

その昨年は例年通りに7月終盤から開幕した夏の小倉、メインレースは3勝クラスの薩摩ステークスだったが、5馬身差をつける圧勝劇を演じオープン入りを果たした。

舞台は今回と同じ小倉のダート1700mだったが、それまでに500万・1000万条件を連勝したようにコース巧者ぶりを発揮していた。

その後、オープン入り初戦の昨年の阿蘇ステークスでは4着に敗れたが、かなり速いラップを刻むレースを先団で構え、直線で早々に抜け出しアワヤ押し切るかという競馬で、負けはしたものの評価できる内容だった。

とにかく小倉のダート1700mは滅法得意な舞台、この小倉の開幕は待ちわびていたと言ってもいいだろう。

それを証明するように、今時小倉に滞在する馬というのはほとんどおらず、オープン馬では本当に珍しいのだが、このメイショウワザシは小倉滞在が可能となった先週から入厩し、今週は小倉で追い切っている。

小倉でメイショウさんの馬で鞍上に武豊騎手、それだけでも注目だが、ともに小倉の開幕に合わせて来たコンビなだけに、ましてや夏の小倉の初日、オープニングのメインレースなだけに、より注目したい。

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