今年は阪神競馬場の改修工事に伴う開催日割の変更で、CBC賞と入れ替わる日程で行われるサマースプリントシリーズ第2戦・
北九州記念(小倉・芝1200m)。
小回りの小倉、18頭フルゲートのハンデ戦とあれば、一筋縄では行かないでしょう。
何しろ、過去10年で1番人気は未勝利。5番人気以下が8勝し、一昨年には16番人気だったボンボヤージが勝っているレースです。思い切った狙いができるレースで白羽の矢を立てたいのが、
カンチェンジュンガです。
ここまでキャリア11戦で4勝。一方で2~3着が1度もない、いわゆるピンかパーのタイプなのですが、4勝のうち3勝が小倉競馬場でのもの。条件戦ながら、2勝クラス、3勝クラスの連勝はともに2馬身差の快勝で、コース適性はかなりのものがあると言っていいでしょう。
昇級初戦となった前走は、いつもより後ろのポジションで前が止まらない流れ。終いはしっかりといい脚を使い、5着ながら勝ち馬とは僅かコンマ2秒差。持ち時計を大きく短縮し、メドが立つ上々の内容でした。
前走後はひと息入れて、得意の小倉まで待機。1週前追い切りでは坂路の自己ベストタイムを大きく更新して、万全の体制でこのレースを迎えました。
手綱をとるのは、初コンビとなる若手の斎藤新騎手。
斎藤新騎手といえば、サマースプリントシリーズの初戦・函館スプリントステークスで1番人気のアサカラキングに騎乗して9着と人気に応えられずに敗れており、パートナーは違えど、そのリベンジに燃えていることでしょう。
斤量も前走と同じ55キロで、スムーズに自分のリズムで運びさえすれば、巻き返し必至と見ました!