安田記念(東京・芝1600m)における近年の大きな特徴は牝馬の活躍。

昨年、一昨年はソングラインが連覇を達成。2020年は歴史的名牝であるグランアレグリアとアーモンドアイがワン・ツー・フィニッシュ。

グランアレグリアはここが2つ目のG1制覇でしたが、その後、マイルチャンピオンシップ連覇など4つのG1を上乗せし、誰もが認める名牝となりました。

そんな流れから狙っていたいのは、ヴィクトリアマイル8着からの反撃を期すナミュールです。

そのヴィクトリアマイルは、武豊騎手との初コンビで2番人気支持されたものの、スタートで大きく出遅れて万事休す。

8着と敗れはしたものの、ドバイ遠征からの帰国初戦。大きな出遅れもありながら、メンバー2位の上がりで勝ったテンハッピーローズからはわずか0.5秒差。昨秋のマイルチャンピオンシップの覇者として能力の一端を垣間見せました。

先のヴィクトリアマイルも2年連続の出走で7着、8着。安田記念も2年連続の出走で昨年は16着。なぜか東京のマイルG1では結果が出ていませんが、東京コースそのものは、富士ステークスを快勝、適距離とはいえないオークスでも3着に好走しています。

手綱をとる武豊騎手は前走から連続騎乗。本来はスタートが非常に上手いジョッキーですし、同世代である横山典弘騎手が先週の日本ダービーを勝ったことに大きな刺激も受けていることでしょう。

2歳時より高いポテンシャルを見せ、海外のG1でも好走。現役屈指の実力馬だけに、ここは黙って見直しといきたいところです!

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