鳴尾記念(京都・芝2000m)といえば、当時は暮れの施行でしたが、人気者ナイスネイチャも勝ち馬に名を連ねる伝統の一戦。
近年では、8番人気だったユニコーンライオンがこのレースで重賞初制覇を成し遂げ、続く宝塚記念でも7番人気ながら2着に好走したのも記憶に新しいところです。
そうした新興勢力の台頭が期待される一戦。ここで大駆けを期待したいのは、人馬ともにグングン力を付けている
ニホンピロキーフです。
初勝利に4戦を要したものの、デビューから13戦して掲示板を外したのはわずか2回という堅実駆けで、2走前の3勝クラス・関門橋ステークスを快勝してオープン入り。
昇級初戦、更に重賞初挑戦で、一気の相手強化となったマイラーズカップでも、G1の上位常連となっているソウルラッシュ、セリフォスには及ばなかったものの、堂々3着と地力強化を印象付けました。
手綱をとるのは、デビュー2年目の田口貫太騎手。7走前からコンビを組む自厩舎の馬で、コンビ相性も(3-2-1-1/7)と抜群。ここは人馬ともに重賞初制覇を飾る絶好のチャンス到来です。
そして何より、例年であれば阪神競馬場で行われている鳴尾記念。今年はスタンドリフレッシュ工事により京都競馬場での施行となり、この馬にとって(0-0-0-3/3)と1度も馬券圏内入ったことがない阪神競馬場ではなく、(1-1-1-0/3)ときっちり結果を出している京都競馬場で行われるのも、強運といえるでしょう。
競馬の有名な格言として『ダービーは運の強い馬が勝つ』というのがありますが、今年の鳴尾記念は、京都競馬場で行われる運の強さと勢いあふれるフレッシュなコンビに大注目です!