馬券情報・最前線(栗東編)

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ヴィクトリアマイル
この人気は美味しすぎる!

今週のG1は上半期の古馬牝馬NO1決定戦のヴィクトリアマイル

近年は牝馬のトップホースが牡馬混合の王道を歩むことが多く、そのトップレベルの牝馬の参戦が少なくNO1決定戦とは名ばかりだったのだが、今年は一昨年の無敗の牝馬3冠馬デアリングタクトを筆頭に、牡馬混合G1大阪杯を制しているレイパパレ、牝馬のマイルG1を2勝、そして札幌記念を制しているアイドルホース・ソダシ、昨年の春秋スプリントG1で2着のレシステンシアなど、現役牝馬の中ではトップクラスがほぼ揃い、上半期の牝馬NO1決定戦に相応しい戦いとなりそうだ。

もちろん、そのG1馬たちがまずは注目ではあるが…

このヴィクトリアマイルで好走の多いステップレースは、断然に阪神牝馬ステークス組。

過去10年でも、13頭が3着以内の馬券対象内に好走している。しかも、馬券に絡まなかった年は3連単2000万円オーバーの大波乱となった2015年のみ、とにかく注目のステップレースだ。

なかでも阪神牝馬ステークス2着馬は、2017年優勝のアドマイヤリードを筆頭に、2着1頭・3着3頭と5頭、過去10年10回で半分の5回馬券になっている。

今年の2着馬はアンドヴァラナウト。その傾向からして注目なのだが、純粋に能力的にも注目の一頭だ。

初勝利が3歳の4月と遅かったため春のクラシックは間に合わなかったものの、夏を越し秋にはローズステークスを制覇、そして秋華賞でも3着とアワヤの競馬、G1級の素質の片鱗を魅せている。

そもそも、人気ジョッキーの福永騎手がデビューからずっと手綱を取っていること自体が、その素質の高さを表している。

戦歴の中で唯一崩れている愛知杯は、その福永騎手が怪我で戦線離脱中という事で代打で松山騎手が騎乗。

気心知れている鞍上では無かったことが大きな敗因だろう。

前走の阪神牝馬ステークス、1番人気に推されていたものの2着に敗れたが、福永騎手曰く、返し馬の時点で少し状態に違和感を感じていたという。

恐らく1週前の追い切りで、自らが追い切りに乗った事で調教で走り過ぎてしまったのでは…ということだった。

それを踏まえ、今回は追い切りでは乗らず攻め過ぎないように調整されている。

今回は本来のパフォーマンスを出してくるだろう。

この2戦の敗戦ですっかり人気も落ちたが、秋華賞ではソダシ・ファインルージュに次ぐ3番人気に推されていた存在、ここでも上位人気に推されて然るべき馬がこの程度の人気で買えるのならば、ぜひとも注目したい一頭だ。


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